インパクト大な新人なんてなんぼいてもええですからね!|読者が選ぶベストルーキー2024
■2位 ペドロ・アコスタ/MotoGP
2024年、MotoGPにおいて抜群の話題性を誇ったライダーのひとりがアコスタだ。 アコスタはMoto3クラス初年度にチャンピオンになり、そしてMoto2クラスも2年でチャンピオンとなって最高峰クラスまで駆け抜けてきた、成功間違いなしと言われていたライダー。MotoGPクラス6度王者のマルク・マルケスの“次”の存在だともされ、その期待値は非常に高かった。 期待に応えるかのように、アコスタは第2戦ポルトガルGPで早くも表彰台を獲得。続く第3戦アメリカズGPで連続表彰台の最年少記録を更新してみせた。 中盤はルーキーらしく転倒も多く結果に繋がらないことも増えたが、終盤は持ち直して再び表彰台へ。ルーキーにもかかわらずランキング6位という素晴らしい結果を記録した。 2025年に向けては、KTM自体の経営危機という不安要素が漂っているものの、成長したアコスタのMotoGP初優勝という結果も期待されるだろう。
■1位 オリバー・ベアマン/F1
ベストルーキー1位に選ばれたのは、2025年にハースF1からフル参戦デビューが決まっている“熊男”ことオリバー・ベアマン。 ベアマンはフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)所属のドライバーとしてFIA F2に参戦していたが、第2戦サウジアラビアGPで虫垂炎を患ったカルロス・サインツJr.の代役としてフェラーリから突然のF1デビューすると、7位入賞を達成。F1候補生として注目が集まった。 そしてベアマンはハースから2025年のF1フル参戦が決定。2024年シーズン後半にはケビン・マグヌッセンの代役として、ハースからもF1に2度参戦した。 ベアマンはハースから参戦したアゼルバイジャンGPで10位入賞を記録しており、F1デビュー2戦で異なるチームから出場しポイントを掴んだ史上初のドライバーにもなった。 なお12月には、鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーフォーミュラのテストにも参加し、日本GPに向けて鈴鹿のコースを学んだ。すでにこのテストで日本のレースファンからは大注目を浴びていたベアマン……2025年にハースでどんな走りを見せるのか、目が離せない。
Motorsport.com日本版