パリジェンヌ姉妹が手がけるルームウエアブランド「BRAI」:おしゃれで環境に優しいパジャマを世界へ
家族全員がおそろいのルームウエアを着用する日を夢みて
創設から1年で急成長しました。前述したように、当時はフランス発のルームウエアブランドがあまりなかったので、お客様から好評を得ることができました。 コロナ禍となった数年の間で、自宅で過ごす時間が増えたことと、スモールビジネスをサポートする意識が高まり、さらなる成長を遂げました。2020年にパリに実店舗を構え(現在は閉店)、卸し先ではヨーロッパの9ヶ国で40アカウントを抱えています。
フランスのほかにはベルギーとスイス、イタリア、オランダで認知度が高く、ECには日本を含むアジアから購入してくださるお客様もいます。 自社サイトでは、「BRAI」を愛用してくれているパリジェンヌにフィーチャーしたコンテンツも発信していて、デザインや生産背景といったコンセプトだけでなく、フランス流のライフスタイルに共感してくれる人々のコミュニティを国境を超えて構築しています。
ー最後に、今後のビジョンを教えてください。 「BRAI」はギフトとしての需要が高いので、イベントごとに新しいモチーフを届けていく予定です。たとえば、バレンタインデーにはハート、イースターにはバニーのモチーフなどですね。今年のクリスマスシーズンは、パリのボンマルシェ百貨店でポップアップを開催します。 ヨーロッパを超えて、インターナショナルな市場を開拓していきたいため、今後は百貨店でショップインショップを構えることを目標にしています。自宅のなかで、家族全員がおそろいのルームウエアを着用するようになったら、きっとそれは素敵なことだと思うんです。姉妹で手がけるファミリービジネスの「BRAI」は、これからもファミリー向けを中心に展開していきます。