長身を気にして、無難な服を着ていた私。「我慢」を脱ぎ捨て好きな服を着たら、いいことが起こるように
◆白いシャツを着たら、嬉しいことが起こるように ワンクール3カ月間のレッスンだけではもの足りず、半年後にもう1度「着るレッスン・基礎コース」を受講しました。初めて受講したときに自分自身を思いきり表現したことで、2度目のレッスンの際には過剰な部分がそぎ落とされて、本来好きだった「カッコよくて、ロマンチックな着こなし」がじょじょにできるようになっていました。 そんな穏やかな心境になれたとき、新たに購入したのが1枚の白いシャツ。今の自分の気分にぴったりな、レース地に透かし模様が入っているこのシャツを着て街に出かけると、不思議なことに、ちょっぴり嬉しいことが起きるんです。レストランに入ったときに、お店の方に親切にしていただいたり、駅のホームで隣に並んでいる方から自然と話しかけられたりとか。本当に些細なことですが、自分をとりまく景色が少しだけ輝く出来事が起こるのです。きっと、そのシャツを着ているときの私は自然体なのでしょう。肩の力が抜けてリラックスしているけれど、「好きな服」を着ているおかげで自分に自信が持てている。心の扉が気持ちよく開いている状態とでも言うのでしょうか。そのおかげで、周囲の方が気軽に声をかけてくれたり、優しく接してくれるのだと思います。 まだまだ試行錯誤の真っただ中ですが、これからは必要以上に他人を気遣うことなく、仕事もプライベートも「私中心」の豊かな生活を過ごしていきたい。理想は、10年後も「好きな自分」のままで生きていく生活です。着るものも、食べるものも、暮らし方も自分が本当に快適だと感じるスタイルで。それが何よりの幸せなのだと教えてくれた『着る学校』に心から感謝しています。 (構成=内山靖子)
のりちゃん,西ゆり子
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