サーフィン中に意識失った男性を岸に引き上げ、AEDを借りに走り心臓マッサージ…後遺症なく社会復帰
サーフィン中に意識を失った男性の命を救ったとして、宮崎市は30日、いずれも同市在住のスポーツ用品店従業員、西本都美さん(45)、飲食店従業員、鵜狩佳奈子さん(43)ら6人に市長感謝状を贈呈した。 【写真】宮崎市役所
市消防局によると、6人は8月14日朝、同市熊野の木崎浜で、サーフィン中に海上のサーフボード上で意識を失っていた50歳代の男性を岸に引き上げた。また、近くの建物にAED(自動体外式除細動器)を借りに走ったり、心臓マッサージを施したりもした。
男性は救急搬送されたが、数日後に退院。後遺症もなく社会復帰できたという。
贈呈式には西本さんと鵜狩さんが出席。表彰状を手渡した清山知憲市長は「サーフィンをますます盛り上げたい本市としても海の安心安全は非常に重要で、功績は大きい」とたたえた。鵜狩さんは「息を吹き返してほしいと思いながら心臓マッサージをしたので、(男性が助かって)ほっとした」と振り返り、西本さんは「海の事故は怖いと実感した。(今後ももしもの時には)無意識で動ける人でありたい」と話していた。