【バドミントン インドネシアオープン2024】松本&永原は中国ペアにファイナルゲームで惜敗!決勝を逃しベスト4で終わる
6月8日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアオープン(ジャカルタ/Super1000)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。日本勢は、女子ダブルスの松本麻佑/永原和可那が準決勝に挑んだが、中国ペアに敗戦。決勝進出はならなかった。 厳しい結果が続く日本勢の中で、準決勝に駒を進めたのは女子ダブルスの松本/永原(上写真・手前)。決勝進出をかけて、中国の最強ペア・陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン)と激突した。 その第1ゲームは、中国ペアが圧倒。中盤の7連続得点などを含め、終始ペースをつかんで21-10で先制した。対する松本/永原は、第2ゲームで相手の攻撃をうまくさばきながら、ラリーの要所でスピードを上げてポイントを奪取。前半に10-4とリードすると、後半も失速せずに21-15で振り切りファイナルゲームに持ち込む。 第2ゲームの流れを最終ゲームにつなげたい日本ペア。しかし、試合巧者の陳清晨/賈一凡は、出だしから連続得点で引き離す。1-6と出遅れた松本/永原も激しいラリーをモノにしながら中国ペアにくらいつくが、なかなか点差を詰めきれない。終盤、16-18まで差を縮めた日本ペアだったが、最後は陳清晨/賈一凡に逃げ切られ17-21で敗戦。決勝の切符はつかめず、ベスト4に終わった。 このほかの種目でも、中国勢が活躍。男子シングルスは、石宇奇(シー・ユーシー)と李詩灃(リ・シフェン)の中国対決を、石宇奇が制して決勝へ。女子シングルスは陳雨菲(チェン・ユーフェイ)がキャロリーナ・マリーン(スペイン)との競り合いを制して、準決勝を突破。アン・セヨン(韓国)との決勝が決まった。 男子ダブルスも世界ランク2位の王昶(ワン・チャン)/梁偉鏗(リャン・ウェイカン)が、勢いのあるデンマークペアを破って決勝に進出。混合ダブルスは、世界トップの鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)と、蒋振邦(ジャン・ツェンバン)/魏雅欣(ウェイ・ヤーシン)が準決勝を勝利し、決勝は中国対決が決まった。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO