ドジャース抑え候補、右肩関節唇手術で来季前半戦絶望 球団発表 剛腕グラテロル「痛みに耐えるのは簡単ではなかった」
ドジャースの来季守護神有力候補のブルスダー・グラテロル投手が15日(日本時間16日)、自身のXで前日14日に右肩手術を成功したと報告した。担当医は大谷翔平選手と同じニール・エラトラシュ医師。球団も同日、同投手が右肩関節唇の手術を受け、来季後半戦から復帰の見込みであることを発表した。 ベネズエラ出身で26歳のグラテロルは最速165キロの速球を誇る来季の抑え候補。19年にツインズでメジャーデビューし、その年のオフに前田健太投手とのトレードでドジャースへ移籍した。昨季は68登板、4勝2敗7セーブ、19ホールド、防御率1・20と好投し、今季は新守護神として期待されたが、キャンプ中に右肩を痛めて開幕絶望。8月に復帰するもシーズン初登板で右太もも裏を痛めて、ふたたび、負傷者リスト入り。レギュラーシーズンはわずか7登板に終わったが、ワールドシリーズで戦列復帰し、3試合で投げた。 メジャー6年の通算成績は188登板、11勝9敗11セーブ、防御率2・78。 今季のドジャース救援陣はフル回転の活躍でワールドチャンピオンに大きく貢献。しかし、ワールドシリーズ終了後にトレイネンとケリーがFAになり、ハドソンは引退を表明するなど、右の中継ぎの補強を必要としており、グラテロルの前半戦離脱はチームにとっても大きな痛手となる。 グラテロルは自身のXで「2024年はフラストレーションのたまる1年だった。痛みに耐えるのは簡単ではなかったので手術を受けることが最善だと決断しました」と苦しいシーズンだったことを明かした。