占い師に勧められてコンテストデビュー くびれボディに変身し、腹筋の縦ラインを披露
10月27日、大阪国際交流センターで行われたベストボディ・ジャパン2024関西大会と同時開催の『モデルジャパン2024関西大会』レディースクラス(30~39歳)で4位入賞した林範子(はやし・のりこ/34)さん。今年からコンテストに挑戦し、今回が4大会目の出場だった。 【写真】林範子さんの引き上がったヒップ
「30代頭までは仕事に全てを注いでいたので、運動習慣ゼロ、食事も全く気にしていませんでした」と林さんは言う。 「脂質40gのホイップドーナツをほぼ毎日食べ、夜中のラーメンも当たり前、睡眠も平均4~5時間という生活でした。このままではいつか病気になってしまうと思い、まずは週1回の筋トレから始めました。ただ、食事は我慢することができず、変わらず好き放題食べていました」 そんな林さんがコンテストに出場することになったのは、占い師の「あなたコンテストに出るの、とても向いているわよ!」という一言がきっかけだった。 ご主人の黛輝さんがベストボディの選手だったこともあり、「私も人生で1回は経験してみようかな」、という軽い気持ちで出場を決めたそうだ。 ボディメイクや食事に関しては、栄養士の資格を持つパーソナルトレーナーの黛輝さんに相談しているという。 「やらざるを得ない環境に身を置いたことで、生活習慣がガラッと変わりました。健康的な食事をし、睡眠も6~7時間取るようになってからは、肌荒れや体調を崩すこともなくなり、心身ともにとても健康になりました」 「それまで栄養成分なんて気にしたことがなかった」という林さんは、大会1カ月前からアプリでカロリーなどを計算して食事管理するようになった。 「それ以外の期間は、脂質は多く摂りすぎない、たんぱく質はしっかり摂る、食べすぎたときはその分動く、というのだけを意識しています。減量を始めてから、高級な料理でなくても『食べる』ということ自体に幸せを感じるようになったので、食べる量は減ったものの、幸福度はとても上がった気がします」 「食事と筋トレで体型は少しずつ変わってきましたが、コンテストには姿勢や身体の軸が大切だということに気づきました」と林さんは言う。今は週3~4回ピラティス、週1回筋トレをしている。腹筋を使って歩くことを習得し、歩くことが大好きになり、あこがれていた腹筋の縦ラインもできたことがうれしいそうだ。 「トレーニング以上に姿勢改善やウォーキングについて学び、実践しました。猫背・巻き肩・反り腰で姿勢がかなり悪く、ぽっこりお腹・肩こり・首こり・偏頭痛・長時間歩くとすぐ腰が痛くなることにずっと悩まされていたのですが、半年かけて姿勢を改善し、歩き方も変えたことで、これらの症状が一切なくなりました」 今大会、黛輝さんはマッスルモデル2024関西大会フレッシャーズクラス(18歳~34歳)で3位、夫婦そろって入賞することができた。 「応援に来てくれた両親が見守る中、主人と一緒にサッシュをいただくことができたのはとてもうれしかったですし、自信にもつながりました。減量を主人と一緒にできているのはとてもありがたいです。大会が終わったらこれ食べたいねと、よく話しています」
林さんは言う。 「今年の大会は日本大会で終わりですが、大会を通して身につけた健康的な食事と運動の習慣は変わらず続けていきます。夫婦ともに健康体で、何歳になっても何かに挑戦し続ける人生にしていきたいと思っています」 「大会をきっかけに健康の大切さを強く感じるようになりました。結婚相談所の仕事をしているのですが、健康は全ての人にとって大切なことだと思うので、私が関わったご夫婦が健康でいられるサポートも今後はしていけたらと考えています。夫婦がお互い健康志向で、たまに一緒に運動をしたりするのは夫婦円満の秘訣の一つにもなるんじゃないかなと思っています」
取材:あまのともこ 撮影:岡 暁