ロシア軍が核弾頭の搭載も可能な「ICBM」発射か…情報が錯綜、米製長距離ミサイル攻撃に対抗と威嚇の狙いも
さらにアメリカは、ウクライナへの対人地雷の供与を発表。供与する対人地雷は一定期間を過ぎると爆発しなくなるため、「戦闘終了後に民間人に脅威を与えることはない」などと説明しています。 開始からすでに1000日が過ぎたロシアによるウクライナ侵攻。国連によると、民間人の犠牲者は確認されただけでも18日時点で1万2164人以上にのぼっています。 一方、ロシアメディアによるとプーチン大統領は19日、核兵器使用のハードルを事実上引き下げた新たな核兵器使用の基本方針、いわゆる「核ドクトリン」を承認。核保有国の支援を受けたいかなる国の攻撃もロシアへの共同攻撃とみなすとして、核の報復を示唆しています。
こうした中、21日に発射されたICBMとみられるミサイル。 ロシアの狙いについて専門家は… ロシア軍事・安全保障を研究 東京大学先端研・小泉悠准教授 「結論から言うと軍事的な目的ではなかったと思う。今回とうとう限定的にだけれども、アメリカが(ATACMS使用)許可を出してしまったことに対して、我々の言うことを聞かないと次は核弾頭が積んであるかもというメッセージなんじゃないか」 今後、戦闘が激化する可能性については… ロシア軍事・安全保障を研究 東京大学先端研・小泉悠准教授 「西側の核抑止力があるかぎり、プーチンが核を使える可能性高くない。(ただ)軍事的に予測する範囲だとますます(戦闘は)激しくなる。アメリカがロシア側のデモンストレーションに踊らされないで、粛々とウクライナの援助を続けることが大事」 (11月21日放送『news zero』より)