PLAUD NotePinのカラーは3種類が用意される。

アメリカでAIオーディオ機器を取り扱うナイスビルド（Nicebuild）は10月23日、AI搭載ボイスレコーダーの新製品「PLAUD NotePin」（プラウド ノートピン）の日本発売を発表した。 【全画像をみる】GPT-4oやClaudeが使える小型ボイスレコーダーが日本上陸。ソフトバンクとタッグで普及狙う 直販価格は2万8600円（税込）。直販サイトではすでに予約を受付しており、発売は12月上旬を予定している。 ナイスビルドが2023年10月にMakuakeで発売した前機種「PLAUD NOTE」は、50万円の目標売上のところ、約2億7500万円を獲得。PLAUD NOTEのユーザー数は世界全体で約25万人以上（2024年9月時点）だが、日本ユーザーは5万人ほどでアメリカに次ぐユーザー規模になっている。 ナイスビルドは22日に新製品説明会を開催し、同社のジャパンカントリーマネージャーを務めるワトソン・チャン（Watson Zhang）氏が登壇。同氏の発言や新製品の特徴から同社の今後のビジネスを解説しよう。

AI機能を詰め込んだ小型ボイスレコーダー

今回発表されたPLAUD NotePinは、カプセルのような形をしたAIボイスレコーダーで、サイズは約51×21×11mm（公称値）と非常に小さい。 重さも25gに抑えられ、PLAUD NOTEより携帯しやすい。リストバンドやネックストラップ、クリップなど、さまざまな形で身につけられる。 主な機能として、録音したデータを、生成AIによって文字起こしし、要約できる。月間300分の文字起こしができる無料の「スタータープラン」に加え、文字起こし可能時間が月間1200分の「プロプラン」（月額1980円または年額1万2000円）も用意されている。 PLAUD NotePinの録音データは、BluetoothやWi-Fi経由でスマートフォンに送り、クラウド上にアップロードして要約する仕組み。 59カ国語以上の音声データに対応し、1時間程度のミーティングであれば、約5分で文字起こしと要約が完了するという。 要約に用いる生成AIは、OpenAIの「GPT-4o」か、Anthropicの「Claude 3.5 Sonnet」を選べる。どちらを選んでも、音声からのテキスト変換にはOpenAIの「Whisper」が利用されている。 そのほか、音声データから特定の話題などを見つける対話型AI機能「Ask AI」や、マインドマップの作成といった機能も用意されている。