日本食を心から愛する「イタリア人女性」が「一番好き」と語った「意外な寿司ネタ」の名前
2024年の訪日外客数は3500万人を超える?
2024年は、2月から8月まで7か月連続で訪日外客数過去最高(単月)を記録している。うち、3月から7月までは5か月連続で300万人を超えており、政府は年間で史上最多の3500万人を超えるという見通しを立てている。 【マンガ】カナダ人が「日本のトンカツ」を食べて唖然…震えるほど感動して発した一言 さまざまな業界でインバウンド需要の高まる中、日本食文化の魅力を伝えるYouTubeチャンネル「Momoka Japan」が人気だ。このYouTubeチャンネルは、単なる食レポ動画の域を超え、異文化交流の場としての役割を果たしている。 チャンネル運営者であるMomokaさんは、動画撮影では「仕込みなし」「台本なし」「一発撮り」をモットーとしている。そのため、視聴者は友だち同士が楽しく話しながら食事を楽しんでいる場に同席しているような気持ちになれるのだ。 また、外国人インタビュイーが日本食を食べたときの素直な反応も新鮮だ。京都出身のMomokaさんによる関西弁テロップが添える温かみと相まって、視聴者を笑顔にさせる力を持っているチャンネルは、2024年10月現在、チャンネル登録者数91万人超えで、多くの視聴者を惹きつけていることがわかる。 本記事では、「【お寿司大好き外国人】日本の寿司に大感激Trying Sushi」という動画を紹介しよう。
「ここはパラダイスですか?」寿司屋で貴重な食体験
この動画の中でMomokaさんのインタビューを受けたのは、イタリア出身で22歳のイレネさん。まだ東京に住み始めて間もなく、レストランのアルバイトをしながら暮らしているという。一番好きな日本食は寿司だというイレネさんを、Momokaさんは「寿司 鮪家(つなや)」に案内する。イレネさんは2か月くらい寿司を食べていないということで、「寿司欲求が高い」と期待値が上がる。 イレネさんが日本に興味を持ったのは、アニメや漫画がきっかけ。とくに高校生のころに夢中になり、高校卒業後から日本語を勉強し始めたそう。その勉強がとても楽しく、日本を知れば知るほどに住んでみたいという気持ちが高まっていったという。東京の前には京都で暮らしていて、「京都は日本の文化や歴史であふれていた」というが、「でも、私はミラノ出身だから都会が好き。だから東京に来たときはこれだ!と思った」と語る。 と、そこへ運ばれてきたのは寿司ではなく、マグロの骨付き中落ち。添えられたハマグリの貝殻を使い、自分で身をそぎ落として食べる。このインパクトのあるビジュアルに、イレネさんは「ここはパラダイスですか?なんてこった」「あなたのおかげで今すっごく幸せ」と写真を撮る。コメント欄には「中落ちはグロって思われるかと思ったけど平気みたいですね」と心配する声もあったが、中落ちとの初対面から見た目に引いた様子は一切ない。 これがオーソドックスな魚の食べ方ではないと聞いて、「家族に動画を送ってあげなきゃ」とイレネさん。実は少し前に家族が日本に遊びに来る予定だったが、コロナ禍真っただ中という時期的な問題があり中止になったそう。「私の家族は日本について何もしらないから、日本についてたくさん質問してくれる。何でも興味津々で、日本のことを教えるといつもワクワクしてくれる」といい、そんな家族に知らせて驚かせたいようだ。 そんな話をしながら削いだ中落ちを実食するイレネさんは、「おいしいで溢れてる。すっごく幸せ」と箸が止まらない。「イタリアの寿司は日本のものとは全然違う。魚のクオリティとお米が違っていて、比べ物にならない。でも日本人が経営する高級寿司店もあって、そこで食べたときは感動した」と語るイレネさん。それで余計に日本に行きたいという気持ちが強くなったのだという。話をしながらも、部位によって味が異なることに気づいたイレネさん。身をひっくり返してまだ裏があることを知ると「オーマイガー!うれしい」と喜びを表し、余すところなくきれいに完食した。