日本に上陸したスマートウォッチ“Mibro”とは?2万円切りのアウトドアモデル「Mibro GS Pro」を使ってみた
2024年に入り、「Mibro(ミブロ)」のスマートウォッチ4機種が日本国内向けに正式に発売されました。また、さらに4月26日には1機種が追加で発売されており、手頃な価格帯で展開されるスマートウォッチブランドとして、今後の動向も気になるところ。 【製品の詳細画像を見る】 そこで、Mibroとはどんなブランドなのか概要を整理しつつ、同ブランドで展開されている最上位モデル「Mibro GS Pro」の実機レビューをお届けします。
■そもそも「Mibro(ミブロ)」とは?
Mibroとは、中国・深センのZhenshi Information Technology社が展開するスマートウォッチブランド。同社は2015年に設立された企業であり、Xiaomi(シャオミ)の投資をうけつつ、Xiaomiの販売チャネルなどを活かせる“EcoChain(エコチェーン)”と呼ばれる提携関係にあるのが特徴。日本国内向けには、Heart Planet社が正規販売代理店として窓口になっています。 冒頭で述べたとおり、今季は 「Mibro C3」(6980円) 「Mibro A2」(9980円) 「Mibro T2」(1万6800円) 「Mibro GS Active」(1万8800円) 「Mibro GS Pro」(1万9800円) という6000~2万円弱までの価格帯の5機種が、国内向けの正規品としてラインナップされている状況になりました(※同ブランドの製品名表記については、Webページ等によっては「watch」が付いていることもありますが、本稿では略している表記で統一しています)。 今後、コストパフォーマンス重視のスマートウォッチ選びをする際には、ぜひチェックしておきたいブランドだと言えるでしょう。
■最上位モデル「Mibro GS Pro」をお試し
今回は、先述したラインナップにおける最上位モデル「Mibro GS Pro」(1万9800円)を、数日間という短い期間ですが試用しました。 Mibro GS Proは、1.43型の円形ディスプレイを備えたスマートウォッチであり、ディスプレイにはAMOLEDが採用されています。解像度は466×466ピクセルで、画素密度は461ppi。デフォルトではオフになっていますが、常時表示機能や、明るさの自動調整機能なども備えています。 ペアリングするスマートフォンのOSは、Android 5.0以上またはiOS 10.0以上に対応しており、通信仕様はBluetooth 5.3をサポートします。なお、ウォッチ側に搭載されているOSについては、仕様表に表記されていません。 ケースサイズは心拍ベース除いて約46.5×46.5×11.8mmで、ケース部の重量は約39.82g。素材には、一部にステンレススチールが用いられていますが、ケース側面などは樹脂製です。カラーバリエーションは「ブラック」の1色のみ展開。耐水性グレードは5ATMをサポートしています。 2万円を切る価格帯ながらもストラップバンドが2種類同梱されているのが特徴で、デフォルトではシリコンバンド(ケース装着時約58.22g)が装着されています。同梱のナイロンバンド(ケース装着時約48.95g)には工具なし付け替えることが可能です。 測定できるワークアウトは105種類あるとされており、ウォーキングやランニング、サイクリングなどの基本種目以外にも、例えば「釣り」や「カーリング」など特殊な種目の測定もサポートしています。 センサー類としては、光学式心拍センサーのほか、血中酸素レベル測定センサー、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、地磁気センサー、光センサー、気圧高度計を搭載。心拍数、血中酸素レベル、ストレス、睡眠などを測定できます。測位システムとしては、GPS、Beidou、GLONASS、Galileo、QZSSをサポートしています。 バッテリー容量は460mAhで、バッテリー持続時間は標準使用(「デイリーモード」の場合)で最大20日間です。