【日経平均株価考察】史上最高値を3カ月ぶりに更新。上値を試す展開へ
長期的にも上昇トレンドが形成される
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。先週はローソク足の実体が25日移動平均線、75日移動平均線をともに突破したことから、これを維持できるかどうかがポイントでした。実際には週初7月1日(月)は陰線となりましたが、その後は大きな陽線となり上昇しました。心理的節目となる4万円、4万1000円も超えました。 今後の展開はどうなるでしょうか。チャートの形は悪くありません。先週の上昇により、3月22日の高値(4万1087円)も突破し、ザラ場ベースで史上最高値を更新しました。4日には終値ベースでも史上最高値を更新しています。25日線が75日線を下から上に抜けるゴールデンクロスも形成されました。また、3月22日の高値を更新したことで、長期的にも上昇トレンドが形成されました。目線を上に持っていいでしょう。 ただし、直近で急上昇したことから若干の調整があるかもしれません。その場合でも、25日線や75日線のある3万9000円付近までは押し目買いの好機と見ていいでしょう。
参考資料
・日本経済新聞 日経平均株価
下原 一晃