世間では「節約するならエアコンより扇風機」っていうけど、最近のエアコンも省エネで性能も上がってないですか?今なら扇風機とあまり変わらないんじゃ…?
近年の電化製品は、ひと昔前のものと比較すると環境に配慮したものが増えています。エアコンに関しても、スピーディーに室温を下げながらも省エネ効果のあるものが多数販売されています。 しかし、消費電力を抑えながら涼を取れるエアコンであっても、扇風機と比較した場合には電気代が高くつくようです。一方で、エアコンは扇風機とは異なり、室温を快適な温度に下げることができます。 そのため、エアコンと扇風機のどちらを購入すべきか迷う方もいるでしょう。今回は近年発売されているエアコンと扇風機の電気代を比較します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンと扇風機の電気代を比較
ここではエアコンと扇風機の電気代を比較します。今回はいずれも6時間つけた場合で計算します。 ◆エアコンを6時間つけた場合 まずはエアコンを6時間つけた場合の電気代を計算しましょう。なお、かかる電気代は「消費電力(kW)×時間×電力料金単価(円/kWh)」で計算します。今回計算で使用するエアコンは冷房の消費電力が530W、料金単価は31円/kWhとします。 計算式にあてはめると「0.53×6×31=98.58円」です。なお冒頭でも触れたとおり、近年は消費電力を極力を抑えたエアコンが増えているため、この金額よりも安く収まるものもある点に留意してください。 ◆扇風機を6時間つけた場合 次に、扇風機を6時間つけた場合の電気代を計算します。今回は50Wの扇風機を使用した場合で計算します。計算式にあてはめると「0.05×6×31=9.3円」です。 このことから、扇風機の電気代はエアコンよりも89.28円安く抑えられることが分かります。電気代だけみれば、扇風機のほうが圧倒的に安いといえるでしょう。 しかし、エアコンの場合は部屋全体を冷やせます。一方で扇風機の場合は風があたっているところのみ涼しさを感じるため、酷暑や猛暑はしのげないかもしれません。 自分ひとりだけの場合には扇風機だけでも涼しく感じるかもしれませんが、家族がいる場合には、扇風機だけで過ごすのは厳しいといえるでしょう。