ニッチがあると快適な場所は?スリッパ、充電器類、プリントが片づく家の建て方
小物が散らからない家にするには、壁を凹ませてつくるニッチを収納スペースにするのが有効です。3年前に大手ハウスメーカーで家を建てた整理収納アドバイザーの稲葉かすみさんは、マスク置き場にもなる飾り棚ニッチやスリッパニッチ、スマホやタブレットの充電ニッチなど、5種類のニッチをつくりました。場所にもこだわったことで、目立たず動線もスムーズ。家じゅうすっきり暮らしています。 【画像】玄関にある洗面にマスクの棚を設置
目的に合わせて家の各所に5種類のニッチを造作
筆者は、夫と中学生の長女と長男、小学生の次女の5人暮らし。夫婦ともに在宅勤務がスタートしたのをきっかけに、ハウスメーカーで注文住宅を建てました。 以前住んでいた分譲マンションは、収納スペースは多めでしたが、スマホやプリント、スリッパなどをしまう場所がありませんでした。ですから、散らかったり、掃除が手間だったりして困っていました。 そこで、今の家を設計するタイミングで、この問題を解決しようと思ったのです。その方法として、家の各所にニッチを採用。おかげで住んで3年たった今も、とても満足しています。 ニッチといってもいろいろ種類があります。わが家で取り入れたのは、以下の5つです。 ・飾り棚ニッチ ・スイッチニッチ ・スリッパニッチ ・充電ニッチ ・プリントニッチ この5つのニッチのサイズと、工夫してよかったことを紹介します。
玄関にマスクの置き場所にもなる「飾り棚ニッチ」
ニッチと聞いて最初に思い浮かべるのは、インテリア小物を飾るためのニッチではないでしょうか。 インテリアのセンスがないと自負している筆者ですが、せっかくのマイホーム。ささやかながら季節感を楽しみたいと思い、玄関にある洗面の横にニッチを設置しました。 サイズは、幅33×高さ70×奥行き12cm。真ん中に棚を置き、2段にしました。 あまりよく考えずに2段にしたのですが、上の段には季節のインテリア小物を。そして、下の段はマスクの一時置き場に。結果としてマスクが散らかることがなくなり、家がすっきりしました。