転倒のシフリンは刺傷と筋損傷、当面離脱へ
【AFP=時事】アルペンスキー界のスーパースターで、W杯通算100勝目を目指しているミカエラ・シフリン(米国)が1日、前日のクラッシュにより刺し傷と筋肉の外傷を負い、復帰の時期は未定だと明かした。 【写真】そりに乗せられ搬送されるシフリン ライバルたちが米バーモント州キリントンでのW杯回転第3戦に備える中、シフリンは米NBCのリモートインタビューに対して「まずは治療が私たちの方針」「今は何をするにもかなり制限がある」と答えた。また、過去の筋肉系の負傷やけいれんの経験から、2週間後にコロラド州ビーバークリークで行われるレースには間に合わないとの見通しを示した。 シフリンが取材に応じる前には、米国スキー&スノーボード協会(USSA)の広報担当者が、けがについて「腹部右側の刺し傷と重度の筋肉損傷」だと明かしている。広報は「縫合が済んでいない。刺し傷が深すぎて縫合できず、感染症のリスクがあるからだ」「彼女はかなり痛がっていて、今はうまく歩けない」と続けた。 シフリン本人は、今回の普通ではないけがをした経緯は依然として謎だと話し、「どうやって刺さったのか、あまりわかっていない」「おそらくどこかで旗門に当たったのだと思う。どれだけ深いのか完全にはわかっていないが、基本的には腹斜筋に穴が開いている」と述べた。 そして「本当に奇妙なけが」と少し笑いながら、「もっとひどいけがにならなかったことをとても幸運に感じている」と認めた。【翻訳編集】 AFPBB News