拾った小石でマークしたけど…何か問題でも?/ルールQ&A
ラウンド前、スタートホールに向かう途中できれいな小石を見つけた。薄く平らで、ちょうどマーカーにピッタリなサイズだったので拾っておいた。早速1番ホールのグリーン上でボールをマークするのに使ってプレー。何か問題はありますか? 【画像】吉田鈴が4回目のプロテストで合格 姉の優利に感謝
■1 マーカーに決まりはない。無罰でそのままプレー。 ■2 小石をマーカーに使うと1罰打。そのままプレー。 ■3 小石をマーカーに使うと2罰打。そのままプレー。
拾い上げたボール箇所をマークするボールマーカーは、通常コインやゴルフ場の専用マーカーが使われます。形やサイズにはとくに決まりがなく小さい用具と規定されていましたが、2019年のルール改正で「人工物」であることと「定義」されました。 人工物とはティやコインなど人が作ったものです。今回使用した小石は木の葉と同じ「自然物」なので、小石でマークしてプレーした場合は「間違った方法でマークした」ことにより1罰打が科せられます(規則14.1)。 ◇◇◇
正解は「2」
自然物、すなわち小石はもちろん、松葉やどんぐり、鳥の羽などもボールマーカーとして使うことはできません。(ルール解説&イラスト/小山混)
<ゴルフ規則>(抜粋) 【定義】ボールマーカー 拾い上げる球の箇所をマークするために使用する人工物(例えばティ、 ボールマーカーとして作られた物や別の小さい用具) 規則14.1a 元の箇所にリプレースすることを要求する規則に基づいて球を拾い上げる前に、プレーヤーはその箇所をマークしなければならない。そのマークの方法としては: ・ボールマーカーを球の直後や直ぐ近くに置く。 ・クラブを球の直後や直ぐ近くの地面の上に留めておく。 その箇所をボールマーカーでマークする場合、その球をリプレースした後、ストロークを行う前にプレーヤーはそのボールマーカーを取り除かなくてはならない。プレーヤーがその箇所をマークせずにその球を拾い上げた場合、またはその箇所を誤った方法でマークした場合、またはその場所にボールマーカーを置いたままストロークを行った場合、そのプレーヤーは1罰打を受ける。