かんぽ生命の不適切契約問題 日本郵政らが会見(全文4)情報感度を上げて対処すべきだった
かんぽ生命保険で顧客に不利益となる不適切販売が発覚した問題で、日本郵政、かんぽ生命、日本郵便の3社長は30日午後、記者会見を行って実施中の顧客への調査結果について中間報告を行った。 【動画】かんぽ生命の不適切契約問題 日本郵政グループが中間報告を公表 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは、「かんぽ生命の不適切契約問題 日本郵政グループが中間報告を公表(2019年9月30日)」に対応しております。 ◇ ◇
経営責任をどう考えるのか
NHK:すいません、最後に1点、今回の問題の経営責任についてどのように考えるか、3社長それぞれお願いいたします。 長門:スピーチの中で申し上げましたように、今般こういう事件に遭遇して、われわれがまず第一にやるべきことはお客さま対応、しっかりと不利益をきっちりと確定して、お客さま1人1人、1人残らず最後の1円に至るまで不利益をお戻しするというのが1つ。再発防止策、きっちり、すぐできるものばかりではないでしょうけれども、考えられる実行すべき策をどんどん実行していって、再発防止策をしっかりと定着させると。大変に残念ですけれども、148年の歴史を頂戴して、いただいていたお客さまからの信頼が大きく傷つきましたので、すぐには戻せないと思いますけれども、それらをしっかりやって1日も早く信頼を回復できるようにするということに全身全霊で打ち込むというのが、私どもの今の経営責任と、私どもというか私の経営責任と思っております。 植平:今まずは18.3万件、そして1900万人のお客さまに対する調査をしっかりと仕上げると。お客さまに不利益が発生している場合には、その不利益解消を徹底して進めていく。それから先ほど来、申し上げてますように、募集局面での問題があった場合には、われわれは不適正募集をゼロというものを掲げて、これまでも取り組んできておりますけれども、これをしっかりと実現していきますし、1件の不正も見逃さないという不退転の決意で取り組む所存でございます。そういう意味合いも含めまして、まず今、失ったお客さまの信頼回復に向けて、やるべきことをしっかりやりきるというのが私の責任の果たし方というふうに考えております。 横山:冒頭申し上げましたとおり、不利益を生じさせてしまいましたお客さまにご意向に沿った形での対応をしっかり最後までやり遂げるということ。それから再発防止策の徹底を含めまして、お客さまの満足度の向上に、この体制をしっかりつくり上げるということが私の責任だというふうに考えております。 司会:よろしいでしょうか。次の方お願いいたします。ちょうど席の真ん中辺りの男性。