兵庫・斎藤知事 不信任決議について「本当にそこまでいかなければいけなかったのかという思いは正直ある」
兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を文書で告発された問題で、斎藤知事は26日午後、県庁で記者会見を行い、議会の解散はせず30日付で自動失職し、出直し選挙へ出馬することを表明した。 【動画】兵庫県・斎藤元彦知事が会見 失職と出直し選挙出馬を表明(2024年9月26日)
「私が自ら信を問うということが大事と思っています」
会見で報道陣からは、議会を解散しなかった選択の理由についての質問があった。 これに対し斎藤知事は「議会の解散というのは私の中では、今から言いますと最初からなかったということですね。やはり今回の問題というのは私のこれまでの対応とか、そういったところがおかしいということがありますので、これは私が自ら信を問うということが大事と思っています」と答えた。
「苦しい1週間でした。全会一致で不信任ですから」
19日に県議会から全会一致で不信任決議を受け、テレビ出演などでも「悩んでいる」などと胸の内を明かしていた斎藤知事。決議からの1週間については「苦しい1週間でした。全会一致で不信任ですから、これはどこの県や自治体でもない前代未聞のことなので」と答えた。 そして「私としては一生懸命3年間仕事をしてきたつもりで、いろんな事業や取り組みもそれなりには胸を張っていられるものもあったと思うんですけど、今回の文書問題をきっかけにこういった状況になっているということに対しての自分のふがいなさ、これまでの自分の県政でなにか間違っていたことがあったのかなと思ったりした」とも述べた。
改革とか県政を頑張ってみたいという思いが去来
しかし「それでもやはり、改革とか県政を頑張ってみたいという思いがすごく胸を去来しまして、人生もかかっていますからそこの判断というのは日々思い悩みながら対応を考えていました」と続けた。
一人で選挙戦に臨む
出直し選に向け、今後、政党への推薦や支援があるかについては「私は組織もないですし、大きな政党のような組織がバックにいるわけではなく無所属ですので」と話し、一人で選挙戦に臨むと明かした。 これについて斎藤知事は「これはできるのかという指摘もあるかもしれないですけど、そこは自分としてやりたいという思いでいます」と述べた。