兵庫・百条委 斎藤知事「手続きに瑕疵はない」 外部通報にあたらないか? の問いに「そうですね、はい」
兵庫県・斎藤元彦知事の“パワハラ疑惑”などの告発文書問題をめぐり、県議会の百条委員会は6日、物品受領の問題や公益通報の取り扱いに関して調査を行うため斎藤知事の証人尋問を行った。 【動画】兵庫県・斎藤知事、百条委員会で証人尋問 物品受領と公益通報対応を調査(2024年9月6日)
同日の百条委員会では、公益通報者保護法に詳しい山口利昭弁護士を参考人招致。今回のパワハラ疑惑などについて委員らは意見を聞いた。 その後、行われた斎藤知事の尋問で委員は山口弁護士から聞いた見解として「きょうは専門家の方にお話をうかがい、議員やマスコミにこの文書が送付された時点からこれは公益通報として扱わなければならないというご意見をお聞きした」と説明。 それを踏まえ「これまでの一連の流れを確認させていただきましたが、やはり告発者を保護できていないということはこれは完全に兵庫県の手続きに瑕疵(かし)がある、違法であると思うんですが、知事はそういう認識はないですか」と斎藤知事に質問した。
それに対し斎藤知事は「ありません」と即答。「外部通報にはまったくあたらないという認識ですか」という質問に対しても「そうですね、はい」と答えた。
続けて委員からは「一切手続きに問題ないという認識ですか?」という質問もあったが、斎藤知事は「県として懲戒処分にかんすることは弁護士、法的にも問題ないというところで当然やってきてますから、手続きに瑕疵はないと考えています」と述べていた。