世界初、呼気検査不要の飲酒運転検知システム、VinAIが実車でデモへ…CES 2025
ベトナムのVinグループのAI企業のVinAIは、1月7日に米国ラスベガスで開幕する「CES 2025」への出展を発表した。同社は、自動車業界に革新をもたらす最先端のAI技術を実車デモンストレーションで披露する予定だ。 VinAIの技術のひとつが、世界初の受動的飲酒運転検知システム「DrunkSense」だ。呼気検査を必要とせず、業界標準を8ポイント上回る85%の感度を実現している。また、CES 2024イノベーション賞を受賞した「MirrorSense」は、ドライバーの位置に基づいてミラーを10mm単位で調整する世界初の技術だ。 さらに、EUの一般安全規則に準拠した「ドライバーモニタリングシステム(DMS)」は、AIを活用して乗員の安全性を高める。 駐車支援技術の分野では、2024年AutoTechブレークスルー賞を受賞した「Touch2Park」が注目を集めている。これはレベル2の自動駐車ソリューションで、タッチ操作だけで簡単に駐車できる。 その他、車体外部と車体下部の視認性を向上させる革新的な3D透視モード「Jelly View」や、死角をなくし外部認識を向上させる「先進360度サラウンドビューモニタリングシステム」なども展示される。 VinAIのこれらの技術は、自動車業界に革新的なモビリティ体験をもたらすことが期待されている。同社の優れた技術統合能力と、画期的なモビリティ体験の提供に対するコミットメントが、今回のCES 2025での展示を通じて示されることになる。
レスポンス 森脇稔