「お風呂に入らなくてもいいですか?」に東大生が警鐘!入試直前期の受験生に教えたい「風呂キャンセル界隈」の怖い落とし穴
受験が近づくにつれて、さまざまな不安や焦りを抱える受験生や親は多いと思います。それらを解消するためにはどうしたらよいのか。大学入学共通テストまでの毎日連載「現役東大生が解決! 受験お悩み相談室」では、偏差値35から東大合格を果たした漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡壱誠氏が率いるカルペ・ディエムのメンバーが、数多くの受験生を指導した経験を基にした解決策を伝授します。【連載第8回】 【漫画で読む】【漫画で読む】「ドラゴン桜」で解説!勉強するときの「姿勢」の重要性 ■受験界にもやってきた「風呂キャンセル界隈」の波
最近、「受験生なのでお風呂とか面倒くさいんですよね」という意見をよく聞きます。 「風呂キャンセル界隈」という言葉が今年はホットワードになっており、特にZ世代の人たちがよく使うワードになっています。面倒くさくてコスパが悪く感じられてしまうものを拒否する風潮のことを「●●キャンセル界隈」と呼んでいるわけです。お風呂だけではなく、食事の回数を減らす「食事キャンセル界隈」なんて言葉もあります。 この「キャンセル界隈」の波が受験生にも訪れています。僕らも受験生から「勉強しなきゃならないから、お風呂に入らなくてもいいですか?」「時間がないから、食事の回数とか減らしたほうがいいですか?」という質問を多くいただいています。
親御さんからも「そういうふうに子どもが言い出したんですけど……」というお悩みをよく聞きます。 一見すると時間を有効活用するために合理的な選択のように見えるこの「キャンセル界隈」ですが、はっきり言って受験生が絶対にやってはいけないNG行動の1つだと僕は考えています。 親御さんは、子どもがそういうことを言い出しても聞き入れずに「お風呂に入りなさい」と言ったほうがいいと思います。 この記事を書くにあたって、東大に合格している人たち数十名にも話を聞いてみましたが、「受験前だからお風呂は入らなかった」とか「食事の回数を減らしていた」とか、そんな人は1人もいなかったです。受験期も今までと変わらず、一定の時間に風呂に入り、一定の時間に食事を取る生活をしていたという人がほとんどでした。