「お風呂に入らなくてもいいですか?」に東大生が警鐘!入試直前期の受験生に教えたい「風呂キャンセル界隈」の怖い落とし穴
東大生なんて、受験のときは風呂も入らず食事も取らずに勉強していそうなイメージですよね。でも案外そういう人ってほとんどいないものなのです。なぜ、東大生にはキャンセル界隈が少ないのでしょうか。 その理由は、「ルーティンが崩れるから」だと考えられます。 ■今までどおりに生活をするのがいちばんいい 今まで使っていた使い慣れた参考書ではなく新しい参考書に手を出したり、今までは夜時間帯にお風呂に入っていたのに試験当日だけ朝にお風呂に入ったり、今までまったく食べたことのない食事を当日のお昼に食べたりすると、それまでのルーティンが壊れてしまって、生活リズムが狂ってしまい、うまくいかないものです。
今までどおりの生活をすることがいちばんであり、そう考えると「受験期だからといってお風呂に入らない・食事の回数を減らす」という行為は絶対におすすめできません。 極端な話、「ずっと風呂キャンセル界隈だった」という人であれば、もはやお風呂に入らないことがルーティンになっているでしょうからそれでもいいのかもしれませんが(それはそれで別の問題がありそうですが)、それ以外の人が受験期になって急に「お風呂入らないようにしようかな」と考えるのは間違っているのです。
「でも時間のない受験生なんだから、風呂の時間も勉強したほうがいいじゃないか」「その10~20分で勉強したところがテストに出るかもしれないじゃないか」と考える人もいるでしょうが、そんなことはありません。 もちろん1分1秒の時間に拘泥する気持ちは大事です。隙間時間を有効活用して勉強することには大きな意味があります。でも、それと同じくらい身体を休める時間というのも大事なものなのです。「食事の時間・睡眠時間・風呂の時間」の3つの時間を削ると、勉強の集中力が下がってしまい、結果的には成績が悪くなってしまうことのほうが多いのです。
■お風呂に入る時間も固定したほうがいい これと関連して、もう1つ気をつけてほしいことがあります。それは「お風呂に入る時間を固定すること」です。布団に入る時間や食事のタイミングは曜日ごとによって変化があってもいいのですが、お風呂に入る時間は、1週間ずっと固定しておいたほうがいいと言われています。 毎日20時に入るなら20時に入るように、食事前の19時に入るのが日課なら19時に、と時間を決めておき、それをずらさないようにするべきです。極力、お風呂の時間は固定しておいたほうがいいのです。