剛腕の21歳 初のATP500制覇、世界50位ペリカー「全てが報われる」<男子テニス>
スイス・インドア
男子テニスのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード)は27日、シングルス決勝が行われ、世界ランク50位のG・ペリカー(フランス)が第6シードのB・シェルトン(アメリカ)を6-4, 7-6 (7-4)のストレートで下しATP500の大会で初のタイトル獲得するとともに、ツアー大会で2度目の優勝を飾った。 【錦織 圭vsフチョビッチ 1ポイント速報】 ペリカーは強力なサーブを武器とする21歳。今大会は、1回戦で世界ランク69位のJ・ダックワース(オーストラリア)、2回戦で第8シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)、準々決勝で同95位のD・シャポバロフ(カナダ)、準決勝では第4シードのH・ルーネ(デンマーク)を下しての勝ち上がり。 決勝戦第1セット、ペリカーは第3ゲームで2度目のブレークポイントを確実にものにし、そこから1度もブレークポイントを与えずにセットを先取した。 続く第2セットでは、第5ゲームでブレークポイントを握るも決め切ることができず、その後は両者が1度もブレークポイントを獲得できないまま、試合はタイブレークに突入。タイブレークでもお互いにキープが続く中、9ポイント目でペリカーが初のミニブレークを奪うと、迎えたマッチポイントで22本目のサービスエースを決め、試合時間1時間26分で見事な優勝を果たした。 男子プロテニス協会のATPは公式サイトにペリカーのコメントを掲載している。 「このような大会で優勝するなんて本当に素晴らしい。自分にとっては初めてのことだ。今日の自分、そして過去5日間の自分を誇りに思えるし、ただただ幸せだ。ここで優勝できるなんて本当に素晴らしい。厳しい1ヵ月だったけど、やっぱり勝利があると全てが報われるね」