マン・U、メイヌー&ガルナチョの売却を「渋々検討する」理由とは?「可能性は無視できない」
マンチェスター・ユナイテッドは、今後の移籍市場でMFコビー・メイヌーとFWアレハンドロ・ガルナチョを売却する可能性があるようだ。 ラッシュフォードも?1月の去就に注目のプレミアリーグ10選手 2023年のトップチームデビューからすでに公式戦52試合に出場するメイヌーと、2022年のデビューから115試合に出場するガルナチョ。共に下部組織出身であり、10代のころから主力メンバーとしてチームを支えてきた両選手だが、現在去就に注目が集まっている。 『The Athletic』によると、マンチェスター・Uは両選手について「渋々売却を検討する」とし、「積極的に売却するつもりはないが、現在の状況を考えると、適切なオファーが来た場合にその可能性を無視することはできない」と指摘した。 同メディアは、マンチェスター・Uの財務状況に注目。クラブ側はプレミアリーグとUEFAの定める財務規則を順守していることに自信を持っているものの、昨季の損失は1億1320万ポンド(約220億円)を記録しており、これで5年連続の赤字に。そして昨夏の移籍市場でも2億ポンド(約390億円)を費やしていることから、仮にチーム強化に動く場合、まずは売却を優先しなければ行けない状況にあるという。 そしてメイヌーとガルナチョは下部組織出身の選手であるため、会計上は売却で得た資金のほぼすべてが「純利益」として計算が可能に。そのため「アンタッチャブルな存在ではない」とみなされているようだ。なお、これはマーカス・ラッシュフォードにも当てはまり、同選手はミランやドルトムントなどとの交渉が伝えられている。 また『The Athletic』は、メイヌーとガルナチョについて「求婚者が不足することはない」と分析。特にメイヌーに関しては、現行契約が2027年までとなっているものの、契約延長交渉に進展がない模様。さらに、先日にはチェルシーからの関心が伝えられている。しかし、現時点でチェルシー側のスタンスは「候補リストに載っているが、それ以上ではない」とし、具体的な接触はないと指摘した。 19歳でイングランド代表に定着したメイヌーと、20歳でアルゼンチン代表でも活躍するガルナチョ。若くしてマンチェスター・Uの主力を担う両選手だが、今後の去就に注目が集まっている。