神村学園FW名和田我空「次の試合もチームで5点以上、自分はハットトリック」準々決勝で静岡学園と激突
7月30日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)3回戦が福島県のJヴィレッジで行われ、P2ピッチでは神村学園(鹿児島)と仙台育英(宮城)が対戦。2試合で計15ゴールをマークした神村学園がこの日もゴールラッシュをみせ、仙台育英に6-0で完勝し準々決勝に駒を進めた。 【フォトギャラリー】仙台育英 vs 神村学園 3回戦終了時点で今大会の通算得点を21得点とした神村学園。3年前に青森山田(青森)が記録した1大会最多得点記録の"30得点"まであと9得点に迫った。 この状況に神村学園の有村圭一郎監督も「これからも攻撃を魅せるサッカーをやって行く」と話す。 圧倒的な攻撃力を見せつける神村学園。チームの原動力となっているのは、3回戦終了時点で8点をマークし得点ランク首位につけるU-17日本代表FW名和田我空だ。この日も2ゴール2アシストをマーク。AFCU-17アジアカップ大会得点王は、インターハイでも格の違いを見せつけている。 得点王争いについて名和田は「きょうもハットトリックができる場面もあったし、まだまだ取れる部分もあった。まだまだです。次は丁寧に枠内に入れることを考える」と得点ランク首位を走っている状況でも自身へのストイックな姿勢を崩さない。 準々決勝の相手は同じプレミアリーグ所属の静岡学園(静岡)に決定。「粘り強く戦うことと自分たちのチャンスで決めきることが大事。エース番号を背負っているので、自分が決めないといけないとは常に思っている。チームを勝たせてこその14番だと思っているので頑張ります」(名和田)とエースの自覚をのぞかせた。 「次の試合もチームで5点以上、自分はハットトリックするつもりでいきます。''今年は名和田"というのを全国に見せつけたい」 今大会の主役に一番近い男"FW14名和田我空"は、高校最後の夏に日本一と得点王のタイトル両取りを貪欲に狙う。 (文・写真=古部亮)