【メルセデスマイバッハ SL680モノグラム】マイバッハが求めるラグジュアリーさとドライビングプレジャーとは
また、2017年にペブルビーチコンクールデレガンスで『ビジョン・メルセデス・マイバッハ6カブリオレ』というショーカーを公開し好評だったことも後押しとなったようだ。
メルセデス・マイバッハSL680モノグラムのベース車はメルセデスAMG『SL63 4MATIC+』だという。それを選んだ理由はについてダニエル氏は、「マイバッハは最高のドライビングと快適性を提供するブランドです。それを踏まえお客様に提供する価値として何が大事なのかを考えると、リラックスしたクルージングやエンジンサウントなどから、AMG63 4MATIC+とV型8気筒がベストマッチだと判断したのです」とのこと。
もともとSLには小さなシートがリアにある。「それを取り除き2シーターとしました。これも最高のドライビングプレジャーと、快適性を提供したかったからです。シートの後ろにはダブルスクープと呼ばれるデザイン要素があります。これと2シーターによって、自身で運転して喜びを感じてもらえるクルマだということを表現しているのです」と述べた。
◆変わるものと変わらないもの
ダニエル氏は、2022年4月より現職に就任。その気持ちは「光栄です。マイバッハというブランドは100年を超える素晴らしい歴史を持っています。そこでチームと密に協力し合ってマイバッハというブランドを前進させていくことに全力を傾ける。そしてこのブランドの認知を上げ、より多くの人にこのブランドを目に触れるようにして、よりアプローチしやすいものにしていきたいと考えています」と語る。
また、マイバッハというブランドのイメージについて、「何よりも有名であるということ。そしていろいろなエピソードがある。そういったストーリー性の多いブランドだと思います。それに伴って非常に価値も高いですし、伝統も長いというものでした。こういったことを踏まえながら品質の面でも、そして価値の面でも今後も間違いなく前進をして、そして高めていきたいのです。それが未来に向けての私たちのやり方です」とコメントし、「長い歴史の中で当然順風満帆ではありませんでした。それでもこの素晴らしいブランドの責任者でいられるのは光栄なことです」と述べる。そして、「ブランドは常に生まれ変わっていけるものだと思いますし、そういったブランドがあり続けたいと考えています」と語った。