◆明治安田Ｊ１リーグ第１４節　東京Ｖ０―０Ｇ大阪（１５日・味の素スタジアム） 　Ｇ大阪はアウェーで東京Ｖと０―０で引き分けた。前半はボールを保持するもシュート１本に抑えられ、後半も同２本に終わったが、途中出場のＭＦ山下諒也が好機を作った。 　ＭＦ岸本武流に代わり後半３０分から右サイドに入った。ポヤトス監督は「幅を取らせながら、袴田選手のところをコンビネーションを使いながら崩していこうというのがあった。最終的に（袴田は）交代してしまいましたが、倉田（秋）がシュートを打ったシーンなど、あの形が狙いとしてあった」と指示の内容を説明した。 　山下も「袴田選手の背後は取れると感じていたし、前回の試合映像を見ても狙い目と思っていた。彼は能力がある選手だけれど、それを上回るスピードがあると思うので。そこは自信を持って走ろうと思っていた」と狙いを振り返った。 　後半４０分にＵ―２３日本代表ＤＦ半田陸との連係から突破。１分後にはＭＦ倉田に好パスを送った。ゴールにつながらなかったが、この日もっとも得点の香りがするシーンとなった。「（半田）陸も僕を信頼して、特長を生かしたパスを出してくれる。（ケガから）復帰してまだ時間は立っていないけれど、ちょっとずつフィットしてきている」と手応えをつかんでいる様子だ。 　自身がシュートを狙える場面もあっただけに「１本決めれば状況も変わると思う。途中出場で時間が限られている中で、決めたら雰囲気も変わる。言い訳せず、短い時間で結果を残したい」と今後の活躍を誓っていた。