【ガーデニング】早春の山野草を鉢植えで育てよう!鉢植え栽培のコツとオススメ植物5選
まだ肌寒い時期から咲き始め、春の訪れを感じさせてくれる早春の山野草。 春先に咲いて夏以降は地上から姿を消すはかなさが魅力で、「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」とも呼ばれています。 【写真8枚】パープル、ホワイト、イエロー… 野趣あふれる育てやすい山野草たち 可憐でデリケートな性質の山野草は、管理しやすい鉢植えで育てるのがオススメ。今回は鉢植え栽培のコツやオススメの植物を参考価格とともに紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
ナチュラルガーデンに! 山野草を鉢植えで育てるメリット
●場所を変えながら育てられる 山野草の多くは比較的冷涼で風通しのよい場所に自生しています。寒さには強いものの暑さはやや苦手。無事に夏越しさせるためには、できるだけ暑さや蒸れから守ってあげることが大切です。 鉢植えにすると季節に合わせて置き場所を変えられるので、デリケートな山野草には適していると言えるでしょう。 ●コンパクトな花姿を楽しめる 早春の山野草は花や葉が小ぶりで、可憐な草姿がその最たる魅力。広い庭に植えてもあまり目立たず、そのうち茂りだす回りの植物に囲まれて姿が見えなくなってしまいます。 コンパクトな姿を存分に活かすためにも、小さな鉢に植えて主役として輝かせてあげるのがオススメです。
山野草を自宅で育てるコツ
●育てやすい品種を選ぶ 野生の山野草をいきなり庭で育てても失敗することが多く、環境保護の観点からも野草の採取は好ましくありません。園芸用に専門の育苗家が育てた品種を購入して育てましょう。 苗は園芸店のほか、ネットでもさまざまな品種が販売されています。購入前に性質をよくチェックして育てやすい品種を選べば、初心者でも安心して栽培できるでしょう。 ●水はけのよい土に植える 山野草は水はけがよく、保水性や通気性もある粒状の土壌を好みます。赤玉土と鹿沼土を同量ずつ、軽石を全体の1割程度加えて混ぜましょう。市販されている山野草専用の土を使うと、手間もかからず初心者にも便利です。 ●素焼きの鉢に植える 山野草は蒸れに弱いので、排水性や通気性のよい素焼きの鉢が適しています。熱い時期は鉢に水をかけて、蒸散効果で土の温度を低く抑えることも可能。できれば鉢穴の大きい山野草専用の鉢がオススメです。 ●直射日光を避ける もともと落葉樹の下などに自生している山野草は、直射日光に当たると弱ってしまいます。5月以降は日差しが強くなるので要注意。風通しのよい半日陰で育て、猛暑の夏は日陰に移動しましょう。 ●水や肥料を与え過ぎない 水を与え過ぎると土がつねにジメジメした状態に。肥料も控えめにして根腐れを防ぎましょう。水やりを忘れがちになるのは休眠中。地上は枯れていても根は生きているので、水切れさせないことがポイントです。