レスリング 東京五輪王者・須崎の初戦敗退に英語実況も「ショック」連発 ぼうぜんの表情をアップで映す チャレンジも判定覆らず
「パリ五輪・レスリング女子50キロ級・1回戦」(6日、シャンドマルス・アリーナ) 【写真】強烈な圧力 ビネシュに押し倒される須崎優衣 落ち着いた戦いが一変 五輪連覇を目指す須崎優衣(キッツ)はインドのビネシュと対戦。まさかの初戦敗退を喫し、英語実況も「ショック」の言葉を連発した。 序盤は互いの動きを見ながら組み合う展開となった。先に須崎が1ポイントを先取すると、しっかりと相手を見ながら落ち着いて対処。休憩後も相手に隙を与えず、残り1分を前にポイントを加点。しかし残り10秒で相手に2点が加算され、2-2の同点ながら最後にポイントを取ったビネシュが勝者となった。 試合終了後、ぼうぜんとした表情でマットの上に立ち尽くした須崎。最後、2点を加算されたシーンについてチャレンジを行うも認められず、ビネシュの左手が掲げられた。 これには英語実況も「ショック」を連発。まさかの形で五輪連覇の夢が霧散してしまう事態に、国際映像では須崎の表情がアップで映し出された。ビネシュは涙がこぼれそうな歓喜の表情を浮かべ、試合後は両者がマット上で抱き合うシーンも。だが須崎の表情は晴れることなく、悔しさをにじませながら控え室へ引き揚げた。