奈良 夏の風物詩「なら燈花会」ろうそく2万本の幻想的な輝き
古都・奈良の夏の風物詩「なら燈花会(とうかえ)」が5日夜、奈良市の奈良公園一帯で始まり、初日から多くの見物人でにぎわいをみせている。 【写真特集】奈良 浮見堂も幻想的な輝きを放つ
「なら燈花会」は、世界遺産の地である奈良に集う人々の祈りを、ろうそくの灯りで照らすもので、1999年から行われている。
5日午後7時ごろになると、興福寺や猿沢池周辺などで約2万本のろうそくに次々と火が灯された。 ほのかな灯りに、浴衣姿で訪れた女性らは「幻想的やわー」とうれしそうに眺める。
大和郡山市から来た大学生の女性(21)は「改めて毎年きれいだなと思います。例えば、こんな場所でもしプロポーズされたらいいなと思いました」と笑顔で話していた。 このイベントの期間は14日まで。時間は午後7時から同9時45分まで。