【ジャパンC】シンエンペラー・矢作師 「東京では非常に走りがいい」/共同会見全文
ジャパンC(G1、芝2400メートル、24日=東京)の共同会見が20日、東西トレセンで行われた。シンエンペラー(牡3、矢作)を管理する矢作芳人調教師(63)は、凱旋門賞12着からの巻き返しへ、意気込みを語った。 全文は以下の通り。 -前走の凱旋門賞を振り返って 矢作師 枠順、展開、馬場状態。いろいろな面がすべてかみ合わなかったです。馬の状態が良かったと思ったので、ショックはショックです。 -前々走の愛チャンピオンSと比較して状態面は 矢作師 かなりアップしていたと思います。愛チャンピオンSの時は暑い時期に立ち上げたので、まだまだ状態的には8分あるかないか、という状態だったと思います。 -帰厩後の消耗具合は 矢作師 こちらが思っていた以上に負担は軽かったですね。 -遠征を経験したことによる成長、変化は 矢作師 やはりメンタル面ですね。少しどっしりしたかなと感じるところはあります。経験がマイナスになることはないので、大きなプラスになっていると思います。まだ、3歳の若い馬ですから。 -この中間の調整は 矢作師 着地検疫、その後の検査を含めて、11月6日にしかトレセンに入厩できないのは分かっていたので、牧場の時からそこを逆算して、ジャパンCに使うためにやってもらった。そのおかげで、入厩後は非常にスムーズに立ち上げることができました。 -1週前追い切りは 矢作師 1週前追い切りはしっかりやろうということで、ここはしっかりやって、とてもいい動きだったと思います。 -最終追い切りは 矢作師 かなり(僚馬を)追いかけていましたので、ラストまで気を抜かさないという程度で、そんなに大きなアクションは取っていない、必要ないという感じです。 -息の入りなどは 矢作師 問題ないと思います。 -重量2キロ差は 矢作師 2キロあっても、やはり日本の古馬は強いので、あくまでチャレンジャーだと思っていますけども、これでどこまで戦えるか楽しみにしています。 -惜しいレースが続いているが、あと1歩何が必要か 矢作師 調教師の腕ですかね。 -レースへの抱負 矢作師 新馬戦、ダービーと東京では2戦していますが、非常に走りがいいということで、ここへの挑戦を決めました。メンバー強いのでね。3歳馬がジャパンCを勝つというのはそう簡単ではないことは理解しています。あくまでチャレンジャーだと思いますが、非常にいい状態で臨めるので、今からワクワクしています。