職場のランチに毎日「大戸屋」はぜいたく? 栄養バランスがとれているなら高くても大丈夫?
仕事で最大限のパフォーマンスを発揮するためには、健康でなければなりません。日々食べるもので身体は作られるので、栄養バランスの取れた食事を取ることは大切です。栄養価が高くおいしい食事をとるために勤務日のランチに毎日大戸屋の定食を食べているとしたら、ぜいたくなのでしょうか。 世の中のビジネスパーソンのランチ事情との比較を紹介します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
アンケートから見るビジネスパーソンのランチ事情
株式会社エデンレッドジャパンが2023年5月に全国の20~50代の男女2088人を対象におこなった「ビジネスパーソンのランチ実態調査2023」によれば、6月の値上げで節約を意識するものとして最も多かったのが食費で72.6%に及びました。また、勤務日のランチ代について尋ねた質問に関しては、38.3%の人が減った・やや減ったと答えています。 ランチ代は平均400円で、前回2022年9月の調査時は平均436円だったのと比べると、大幅に減少しました。また、69.3%の人が金額を理由に食べたいランチを諦めたことがあると答えています。2021年・2022年におこなわれた調査を加えた3年間の中で、2023年は金額を理由に食べたいランチを諦めた人が最も多くなりました。 4人に1人は勤務日にランチを食べないことがあると答えています。そのうち週に4~5回欠食する人は11.8%、週に6~7回欠食する人は15.8%で、週4回以上欠食する人は過去3年間で最も多くなりました。 継続的なランチの欠食は、健康維持の観点から不安があります。また、ランチを食べてエネルギー補給をすることは午後からの仕事にしっかり向き合うための活力になるので、ランチの欠食は仕事のパフォーマンスに関しても、何らかの悪い影響を及ぼしそうです。 物価高や値上げの継続により、ビジネスパーソンのランチ事情はとても厳しい状況になっていることが見て取れます。
大戸屋のランチの特徴
大戸屋には「大戸屋ランチ定食」をはじめとして多数の定食メニューがそろっています。定食メニューで最も安いものは890円、最も高いものは1790円です。多くのメニューは1000円前後で食べられます。また600円の麺類もあります。 先のアンケートにおけるビジネスパーソンのランチの平均額と比べると、大戸屋の1000円前後の定食は1食につき約2.5倍の金額です。1週間に5日勤務日がある場合、平均的なビジネスパーソンのランチ代は1週間につき2000円、4週間(1ヶ月)では8000円であるのに対し、毎日大戸屋で定食を食べると1週間で5000円、4週間(1ヶ月)では2万円になります。 一般的に定食は主食、主菜、副菜、汁物がセットになっていることが多いため、単品メニューを食べるよりも栄養バランスが取りやすい傾向です。 大戸屋では定食として定まっているメニューの一部を変更して好きな料理を加えたり、自分好みでサイドメニューを組み合わせたりして定食にすることができます。栄養バランスを気にする人にとってはうれしいポイントです。ただし、定食として最初から組み合わされたメニューと比べて価格は割高になります。