「パリでのディナーがマクドナルド」「素っ裸で部屋の外」。旅で起きた“トホホ”な珍事件集
3つめは酒にまつわる失敗談。
「ホテルで酔っ払った挙句、素っ裸で部屋の外に出てしまい、(オートロックで)中に入れなくなった」(40代・宮城県) 「飛行機の搭乗前、飲みすぎていることに気づかず、上空で悪酔いした」(40代・茨城県) 「機内でワインを飲みすぎて、到着後ホテルで寝込み、貴重な1日を棒に振った」(50代・埼玉県) 大人の飲み方を心得た諸兄に、こんなことは起こるまいと信じたい。
また、海外ではこんな酒のトラブルにも注意。 「ミラノを旅行中、少々酔っているときに財布をすられた」(50代・東京都) 特にスリが多いとされるヨーロッパを旅行する際は、警戒を厳重に。明らかな酔っ払いは恰好の餌食となる。
そのほかにも…… 「タイでタクシーに乗車したところ、目的地と全く違う山奥で降ろされ、2時間歩き続けて人里に戻れた」(30代・福岡県) 「モルドバから来た若者がくれたビールに睡眠薬が入っていて昏睡状態に。イギリスのパワースポット、エーヴベリーで聖杯の話に引き込まれている内に誘拐未遂に遭う。ブルガリアのソフィアで両替詐欺に遭う。インドネシア・スマトラ島、メダンでスリ……etc.」(50代・福岡県) ……といった、歴とした犯罪に巻き込まれてしまったという超危険エピソードも。旅慣れた中級者ほど被害に遭いやすいともいわれる。今一度、気を引き締め直してみよう。
失敗しても助かった~な“ほっこり”エピソードも
その一方で、失敗したおかげで現地の人の温かさに触れたという“ほっこり”エピソードもある。 「レンタカーでマツダのロードスターを予約していたが、当日、荷物が多くなりすぎて借りられなくなった。ただ、レンタカー店の方が『念のため』と気を利かせて、トヨタのRAV4も用意してくれていたおかげで、快適な旅行ができた」(20代・静岡県) 「沖縄でレンタカーを借りて返却する直前に砂浜でスタック。途方に暮れていたところ現地の方に助けていただいた」(50代・兵庫県) まさに、捨てる神あれば拾う神あり。とはいえ、ハナからそれに期待して行くのはナンセンスだ。 “トホホ”な珍事件を起こさないよう、心構えを整えよう。 外山壮一=文
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