味の素冷凍食品の新たなブランド戦略! SNSから始まった「冷凍餃子フライパンチャレンジ」で表現する“永久改良”の姿勢
「冷凍餃子フライパンチャレンジ」は“可視化のプロジェクト”
本田氏は、「冷凍餃子フライパンチャレンジ」は全編を通じて“可視化のプロジェクト”だと語る。 きっかけとなったSNSの投稿に関しても、DMでクローズなやりとりすればいいことをあえて引用RTで行い、企業としてのアクションを見せた。また、フライパン募集から受付終了までの経過、届いたフライパンの内容まで、大々的に公表している。 ┌────────── 通常ならば企業があまり見せない裏側を率先して出していく、透明性をもって可視化することが、今回の取り組みの基本的なコンセプトです(本田氏) └────────── そうした企業の裏側をオープンにしていくことについて、PR担当として不安はなかったのだろうか。勝村氏は「ある意味、当たり前のことをやっているだけ」だと語る。 ┌────────── 味の素冷凍食品は『永久改良』を開発の合言葉として、これまでも生活者の声に応えて商品をブラッシュアップしてきました。だからこそ、困っているお客様の声が届いたなら、アクションを起こすのは当たり前。SNSで話題になったから特別なことをやっているわけじゃなく、今までと同じように生活者に向き合っているつもりです(勝村氏) └──────────
┌────────── 『永久改良』は、味の素冷凍食品さんがずっと持ってきた考え方です。でも、こういった“企業の姿勢”をどう伝えていくかが難しい。そこで大切なのが、やはりSNSやWebの活用。マス広告や商品PRだけでは伝えられないことを、生活者との直接的な接点において、現在進行形で伝えられる場が、より重要になってきます(本田氏) └──────────
多くのフライパンで、羽根つき餃子がおいしく焼けるように
1件のツイートから始まり、Webサイトやnoteを用いた企業ブランディングにまでつながった「フライパンチャレンジ」。プロジェクトとしてはまだ始まったばかりとのことで、今後の展開にも期待したい。 勝村氏は最後に、「いただいたフライパンをきちんと検証して、結果を皆さんに返したい。多くのフライパンで綺麗に餃子が焼けるように、これからも尽力していく」と意気込みを語った。