老けて見える人、若々しく見える人は「食べているもの」が違う?医師に聞いた、老化を防ぐ食生活
【クックパッドニュースラジオ@voicy】音声プラットフォームアプリ「Voicy」では、クックパッドニュース編集部のメンバーが、料理にまつわる悩みから台所事情、外食との関わり方まで赤裸々に話しています。今回は「“老化を防ぐ”食生活のポイント」をテーマに語ってみました! ◇ ◇ ◇
老化を防ぐためのカギは「メチオニン」
キダ:今日は「老化を防ぐ食のポイント」についてお話していきたいと思います。 ウエキ:これは気になるよね。 キダ:医師の石黒成治先生によると、老化を防ぐためには、メチオニンを制限することがポイントになってくるんだって。 ウエキ:メチオニンってあんまり聞いたことがないかも。 キダ:メチオニンは硫黄を含んだアミノ酸で、必須アミノ酸のひとつだそう。牛肉、鶏肉、魚の肉などの肉類やチーズ、大豆などに含まれていて、大豆類より肉類のほうが圧倒的に含有量が多いみたい。 ウエキ:ほう。それを制限したほうがいいんだね。 キダ:そう。ラットとかだと、平均寿命を最大40%も延ばすことができるというデータも出てるみたい。 ウエキ:それはすごいね。
「メチオニン制限食」は体内の代謝を変えてくれる!?
キダ:でも、メチオニンを制限するのはちょっと難しそうじゃない?お肉や魚類を制限したほうがいいという話だもんね。 ウエキ:だから、たんぱく質は植物性たんぱく質で補ったほうがいいということなんだろうね。 キダ:そうだね。でも、私はお肉を食べちゃうな…(笑)。 ウエキ:私もモリモリ食べちゃうな(笑)。 キダ:肥満状態やメタボリック症候群の方に約4ヶ月間メチオニン制限食と普通食を摂ってもらったところ、メチオニン制限食を摂ってた人のほうがインスリン抵抗性や脂肪燃焼度が良くなったという研究結果が出てるんだって。 ウエキ:うんうん。 キダ:脂肪肝の肝臓の中の脂肪も燃えたという研究結果もあって、体内の代謝を変える効果もあるみたいなの。 ウエキ:脂肪肝って改善するのが難しいイメージがあるから、これはすごいよね。 キダ:心筋梗塞とかの血管が詰まるような病気もメチオニン摂取量が多い人は現れやすいというデータも出てるそう。 キダ:あと、酸化ストレスや老化に関連していることを示すデータもあるそうなので、老け見えとかを防ぎたい人は、動物性のものは控えましょうということみたいだね。