世界新ペースで展開の東京マラソン スタートから5キロで先頭集団から日本選手消える SNS厳しい声も「こんなんで五輪争えんやろ」
「東京マラソン」(3日、東京都庁~東京駅前) 今夏のパリ五輪代表の代表選考を兼ねてスタートした。今大会は男子の最終選考会。残り1枠の五輪切符にはMGCファイナル設定記録(2時間5分50秒)を突破した上で日本勢最上位に入ることが必須となり、設定記録の突破者がいなければ、MGC3位の大迫傑(ナイキ)に決まることになる。 【写真】 世界新ペースで走る、走る、走る!東京マラソン レースは前世界記録保持者(2時間1分9秒)で、五輪2連覇のエリウド・キプチョゲ(ケニア)ら世界屈指の選手が揃う海外招待選手がスタートから高速ペースを刻み、5キロの通過は14分16秒の世界新も狙えるペースに。日本記録保持者の鈴木健吾ら日本勢はついていかず、日本記録ペースのペースメーカーがけん引する第2集団に位置取り、5キロを14分53秒で入った。 先頭集団に日本勢がいない展開に、SNSでは「先頭集団レベチで草。こんなんでいいんかよ オリンピックで争えんやろ」、「すでに先頭集団に日本選手がいない悲しみ」、「日本人選手が一人も先頭集団で勝負しないという体たらく」と、厳しい意見とともに、「選手達はそんな意味の無い無謀なチャレンジして遊んでるわけじゃない」という意見もあった。