パッキャオとの再戦は基本的にはやらない

――4月21日のRIZIN．15には来場するのか？ 「ジェームズが、その話をしている。すぐに戻ってくる。自分のTMTの支店も東京に開く。2週間、もしくは1週間以内に戻ってくるだろう」 　筆者は2015年5月以来となるパッキャオとの再戦についての意見を求めた。通訳をしてくれた関係者は、この質問を「ちょっとそれは」と拒んだ。だが、メイウェザーは、「なんて聞いてきたんだ？」と、関係者に通訳させた。 「それ（再戦）はクレイジーだ。多くのファンや人々が世界中でこの戦いを求めていた。その戦いを実現して自分が勝ったんだ。ファンは納得しているか、していないかわからないが、おれは引退している。基本的にはやらない。お互い年をとっているしもう誰も再戦を楽しみにはしていないだろう」 　基本のスタンスは変わらなかった。やはり拒否の姿勢なのだ。 　メイウェザーとの夜中のインタビューは20分強ほどで終わった。時差ボケがあるのか、メイウェザーは途中、欠伸もしていたが、真摯に語った。だが、某局用に天心への特別メッセージを頼まれると、彼らしく拒否して応じなかった。 　メイウェザーは、どんなイベントを仕掛けて、そして昨年の大晦日の天心戦に続くボクシングルールのエキシビションマッチの相手に誰を選ぶのだろうか？ (文責・本郷陽一／論スポ、スポーツタイムズ通信社）