ソフトバンク・石川 6回途中1失点も被弾「やっぱ悔しい」 小久保監督からは「ナイスピッチング」
◇SMBC日本シリーズ2024第4戦 ソフトバンク0ー5DeNA(2024年10月30日 みずほペイペイD) 【写真】<ソ・D>6回途中で降板となった石川(右)に声を掛ける小久保監督 ソフトバンクはDeNAに0-5で敗れ、2連敗。2勝2敗のタイに戻され、本拠地での胴上げの可能性は消滅した(7戦で終了の場合)。先発の石川柊太投手(32)が4回に先制弾を浴び、2戦連続で追いかける展開。早めの継投も裏目に出て、失点を重ねた。石川はこれまでシリーズ7試合に登板し4勝0敗と無敗だったが、初黒星を喫し、“不敗神話”はストップした。 「(投球は)悪くはなかった。結果的にはオースティンのホームランがやっぱ悔しいなと。投げ切れてれば、結果も違っただろうなというところは反省すべきところ」 4回1死、DeNAの4番・オースティンをカウント1-2と追い込みながらも、5球目の直球を右翼席に運ばれた。「腕を振った分、引っかけた感じ。その失投をしっかり打ってきたのは、凄いいいバッターだなと思った」と脱帽するしかなかった。 本拠地では6月16日の交流戦の阪神戦以来のマウンドだった。「それを言い訳にしないためにずっと準備をしていた」。イメージトレーニングに加え、チャンスを見つけてはマウンドで傾斜を確かめてピッチングしたり、立ち投げしたりした。「結果的に負けてしまったけど、内容的にいい部分があったのは準備ができていたからかな」と、うなずいた。 この日は90球を投じた石川。「次どうなるか分かんないけど、次があれば準備を。いろんな可能性を持っておかないと」と“ブルペン待機”も視野に入れ、表情を引き締めた。 取材対応中には、小久保監督から「ナイスピッチング」と声を掛けられた。