国連安保理、北朝鮮のICBM発射受け4日にも会合…ロシアへの派兵も討議へ
【ニューヨーク=金子靖志】国連安全保障理事会で11月の議長国を務める英国のバーバラ・ウッドワード国連大使は1日の記者会見で、北朝鮮が先月末に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことを受けた安保理会合を4日に開くと発表した。
ウッドワード氏は、今回のICBMの発射は「前例のない規模で、地域的、国際的な安全保障への影響が懸念される」と指摘し、「安保理は北朝鮮が長い間、国際法や制裁を破ってきたことに対処しなければならない」と強調した。
また、北朝鮮によるロシアへの派兵を巡る問題については、「ロシアが1万人の北朝鮮兵をウクライナの前線に送り込み、『砲弾の餌食』として利用しようとしている事実は極めて深刻だ」と非難し、この問題についても会合で取り上げる意向を示した。