入寮し、西濃運輸の段ボールに囲まれる吉田

　中日の育成を含む新人８選手が８日、名古屋市のナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」に入寮した。ドラフト２位の吉田聖弥投手（２２）＝西濃運輸＝は４年間お世話になった古巣への愛と感謝があふれる引っ越しとなった。 　引っ越しに古巣への愛が詰まっていた。「カンガルー引越便」と印刷された段ボール８箱はすでに自室へ運ばれていた。 　「そうです、西濃運輸です。ちゃんと、昨日届いたんだと思います」。スピードと正確さは運送業だけではなくピッチャーにとって必要不可欠な要素。入寮した吉田はさわやかな笑顔をみせた。 　その段ボール箱には洋服好きらしく「１００点はないくらいだと思う」というほどの衣類が大量に入っている。「きれいめ、アメカジ、カジュアルだったりいろいろな系統を着ます」。入りきらなかったジャケットなどは車に積んで、手持ちで持ってきた。スニーカーも厳選して、１５足をチョイス。「服が好きなので新しい服も買って、いろんなところに行きたいですね。高い服というよりは、かっこいいとかオシャレというのがいいですね」。イケメン左腕はファッションにも一家言持っている。