34歳GKシュチェスニーが現役引退を決断!! 昨季EURO2024&セリエA主力も「心がもうそこにはない」
昨季限りでユベントスを退団していたGKボイチェフ・シュチェスニーが27日、自身の公式インスタグラムで現役引退を発表した。EURO2024出場からわずか2か月での電撃引退。34歳の守護神は「自分の身体はまだ挑戦を続ける準備ができているが、心がもうそこにはない。今こそ家族に全てを注ぐ時だと感じている」と理由を伝えている。 【写真】「可愛すぎて悶絶」「金メダル」「新しいジャケ写かと」大物歌手が日本代表ユニ姿を披露 元ポーランド代表のシュチェスニーは2006年、母国のレギア・ワルシャワからアーセナルのアカデミーに加入。2009年にレンタル先のブレントフォード(当時リーグワン)でトップチームデビューを飾ると、10-11シーズンからアーセナルの主力に定着し、5シーズンでプレミアリーグ通算132試合に出場した。 15-16シーズンからはローマに2シーズン期限付き移籍し、17年夏にユベントスに完全移籍。セリエAでの9シーズン通算272試合に出場した。昨季も35試合に出場するなど衰えを見せず、ポーランド代表でもEURO2024に正GKとして出場。ところが今月中旬、ユベントスとの契約を前倒しで解除することに合意し、自由契約となっていた。 シュチェスニーは自身のインスタグラムを通じて「私は2006年6月に故郷のワルシャワを離れ、フットボールで生計を立てるという一つの夢を抱いてアーセナルにやってきた。その時は一生に一度の旅の始まりになるとは思っていなかったし、世界最大のクラブの数々でプレーし、84試合で国を代表すると思っていなかった。試合で生計を立てるだけでなく、試合が人生の全てになるとも思っていなかった。夢を実現できただけじゃなく、想像もできなかった場所に辿り着いたんだ」とキャリアを回顧。「私が持っているもの、ここにいま存在しているのはフットボールという素晴らしいスポーツのおかげだ。フットボールに全てを捧げてきたし、18年間毎日、言い訳をせずに人生を捧げてきた」とし、引退の決断を報告した。 その上で「全ての物語には終わりがあるが、人生において、あらゆる終わりは新たな始まりになる。この新たな道が私に何をもたらすかどうかは時が経てばわかるだろう。でもこの18年間で私が学んだのは、不可能なことは何もないということだ。信じてほしい。私は大きな夢を描くつもりだよ」と伝えている。