布団から出るのがなかなかつらい季節となりましたが、睡眠に関する「スリパ」を知っていますか? 「コスパ」、「タイパ」に続くスリパは、「スリープパフォーマンス」の略です。 質の良い睡眠を効率よく取るための最新グッズが進化していて、睡眠の環境を整える眼鏡まで登場。 「スリパ」について取材しました。 メジャーリーガー・大谷翔平選手に、将棋の藤井聡太七冠。 2人の共通点といえば、“よく眠ること”ですが、世の中でも睡眠への関心は上昇。 その市場は右肩上がりで、2023年の市場規模は1750億円にものぼります。 ビックカメラ新宿西口店では、睡眠コーナーの面積を3倍に拡大しています。 ビックカメラ 新宿西口店・谷口史彦さん: こちら「Bic Sleep Well」というコーナーとなりまして、眠りについて特化したコーナーを作り上げました。 さらに新たなサービスもスタート。 睡眠の悩みを個別にアドバイスしてくれる専門の販売員が常駐。 早速、売れ筋の商品を教えてもらいました。 ビックカメラ 新宿西口店・谷口史彦さん: こちらが当店で最も人気のある「ヒツジのいらない枕」シリーズ。その中でもスタンダードタイプ、こちらの方が当店で人気No.1の商品。 驚くほどやわらかい新素材の樹脂で作られた枕で、羊を数える前に眠りに落ちてしまうのが売りだそうです。 ほかにも、寝ている間に足や髪をケアできるグッズや、疲労回復を促すパジャマ「リカバリーウェア」など、スリパを意識した商品が充実していました。 1日5時間睡眠・20代: 残業とかが続いてたので、ケアできたらななんて思いながら、今見てました。 1日5時間睡眠・30代: 寝る時間はどうしても確保するのは難しいので、グッズで何か改善というか、少しでもよくなれば。 そして、スリパに注目した眼鏡も登場。 眼鏡の専門店「JINS」が販売を始めた、睡眠の環境を整えるメガネ。 ブルーライトカットレンズに加えて、耳にかからないことがポイントです。 ジンズ マーケティングPR担当・本田絢乃さん: ここのこめかみ部分でフィットするので、横になったりとかしても、耳が痛くならない仕様。 ついついやってしまう寝る前のスマホ操作ですが、少しでも睡眠の障害にならないようにと開発されたといいます。 睡眠時間の国際比較では、日本の女性が先進国の中で一番睡眠時間が少ないそうです。 自分の睡眠が足りているのか意外と分からないと思いますが、WHO（世界保健機関）が作成した睡眠のチェックリストがあります。 項目は全部で8つあり、過去1カ月に少なくとも週3回以上経験したものを0点～3点でチェックし、合計点数でよく眠れているのか、不眠症なのかチェックしていきます。 1. 寝るまで時間がかかった? 2. 睡眠途中で目が覚めた? 3. 早く目覚めてその後眠れなかった? 4. 睡眠時間足りてる? 5. 睡眠の質は? 6. 日中の気分は? 7. 身体的・精神的な活動の状態は? 8. 日中の眠気は? 6点以上で不眠の可能性が高くなるということです。