ふれあい美術館、リニューアルして開館 常設展として英国自動人形165点導入 福島県本宮市
福島県本宮市で、これまでの市白沢ふれあい文化ホールを改修し、展示に特化した施設としてリニューアルした市ふれあい美術館が21日、開館した。地元や国内外の文化発信に、一層重要な役割を担うと期待されている。 開館に先立ち20日、オープニングセレモニーが行われた。高松義行市長が「多くの人が訪れる施設に育てたい」とあいさつした。橋本善寿市議会議長、佐藤政隆県議が祝辞を述べた。名称募集で最優秀賞に選ばれた渡辺良彦さん、佐藤幸子さんを表彰した。工事に携わった国分木材工業、東北電設、小山設備から記念品としてアンティークランプ、アンティーク家具が贈られ、高松市長が各社の社長に感謝状を手渡した。 常設展の英国自動人形作者ポール・スプーナーさんからのメッセージが紹介された。関係者がテープカットし、開館を祝った。 市ふれあい美術館は、前身の市白沢ふれあい文化ホールに展示ケース設置や窓の一部閉鎖と遮光、照明のLED化などの改修を行った。常設展として英国自動人形など165点を導入した。庭園の植栽は市内の英国庭園を手がけた浜野義弘さんがデザインした。
◇ ◇ 開館を記念し11月4日まで、館内で企画展「とびだす絵本展」を開催している。 「スター・ウォーズ」など広く知られる物語をはじめとする仕掛け絵本約200点を展示している。英国ロンドンの名所を紹介する大型の絵本などもあり、注目を集めている。 月曜休館だが祝日の場合は開館し翌日休館する。企画展観覧料は大人500円、高校生以下無料。時間は午前9時から午後5時(最終入館は午後4時30分)まで。問い合わせは市ふれあい美術館へ。 (郡山版)