【漫画】タイムリミットは3時間…祖父の死の直後から始まった"葬儀場決め"の体験談に「悲しんでる暇もない…」の声
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、カゲワサビさんの漫画「ドタバタで葬儀場を決めて超お金がかかった話」。 【漫画】「ご遺体を病院に置けるのは3時間まで」祖父の死後、看護師に言われた一言に青ざめる…リアルな失敗談が「凄く共感できました」と話題に 作者であるカゲワサビさんが6月5日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、5,000件を超える「いいね」が寄せられた。本記事ではカゲワサビさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。 ■祖父が亡くなった直後、看護師さんから言われた言葉に驚愕… 作者・カゲワサビさんのおじいさんが病院で息を引き取った。家族が悲しみに暮れる中、看護師さんから「葬儀場はお決まりでしょうか?」と問われる。決まっていないことを伝えると、「ご遺体を病院に置けるのは3時間までです」と言われてしまう。つまり、3時間で葬儀場を決めなければならないというのだ。 カゲワサビさんがスマートフォンで調べてみたところ、良さそうな葬儀場を見つける。葬儀費用を見ると、予算の範囲内に収まりそうだったため早速足を運んだ。しかし実際に話を聞いた結果、予算を大きくオーバーした葬儀になったのだった…。 本作を投稿したX(旧Twitter)には「悲しんでる暇もない…」「悲しみの中そんなにバタバタしなきゃいけないのはつらいですね」「凄く共感できました。ホントにこの通りです」「父が亡くなった時が正にこんな感じでした」「お葬式は残された人の為にあるもん」などのコメントが寄せられている。 ■「死後のランクもお金次第なんだ…!?」作者・カゲワサビさんが印象に残っているシーンとは ――「ドタバタで葬儀場を決めて超お金がかかった話」を漫画にした理由があればお教えください。 祖父の葬儀内容を急いで決めた結果、予想以上に高額な費用がかかってしまいました。この経験を通じて、葬儀の事前準備の大切さを痛感し、多くの人に伝えたいと思ったので、漫画にすることにしました。 ――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。 病院の「亡くなった後、遺体は病院に短時間しか安置できず、すぐに葬儀場を決めないといけない」という決まりを知らず最も驚いたので、この事実を読者の中に一番伝えたいと思い、漫画の冒頭の構成にこだわりました。 ――本作の中で特に印象に残っているシーンがあれば、理由と共にお教えください。 葬儀内容を決める中で、戒名は多くのお布施をするほど、ランクが高い戒名が貰えるシステムになっていたことがとても印象的で「死後のランクもお金次第なんだ…!?」と衝撃を受けました。 ――リアルな体験談がたいへん参考になりました。急なお葬式の際に気を付けたいことや、後悔していることを改めてお教えください。 葬儀社の提案にそのまま従うのではなく、本当に必要かどうかを冷静に判断することが大切だと感じました。しかし、急な状況では判断が難しいので、「生きているうちに決めるのは不謹慎」と言わずに、事前に家族で葬儀内容を検討をしておくべきだったと後悔しています。 ――今後の展望や目標をお教えください。 今後も「共感できる・役に立つ・面白い」を意識した漫画制作を続けていきたいと思っています。クオリティを高めていけるよう、頑張ります! ――読者へメッセージをお願いします。 この漫画をご覧いただき、ありがとうございました!この漫画が、早めに葬儀内容を検討をするきっかけになれば幸いです。