大谷“三冠王も視野?” 絶好調!右手一本でホームラン 古田解説「難しくない」
■古田解説 24号は崩され「右手1本」
今週、古田さんが注目したのは26日、ホワイトソックス戦で放った大谷選手の24号ホームラン。左手がバットから離れて、右手一本で振り切りました。大谷選手は「(バットの)先っぽの方でしたけど、入ってくれたらいいなっていう感じで走ってました」と話しました。 古田さん 「片手でホームランを打つと力があまり入っていないように思われがちですが、実はそうでもありません。打つ瞬間のバットのヘッドスピードをいかに上げるかが重要です。当然両手で打つのは力が入りやすいですが、大谷選手のパワーは(打つ瞬間に)すでにヘッドスピードが上がっており、(バットを振りぬく時に)片手になってもスピードが上がるのです。ヘッドがクルッと回り、片手の方がヘッドスピードが上がることがあります。実は片手でホームランを打つことはそれほど珍しくないのです」 「ギリギリのホームランだったのは、彼のバッティングが芯に当たらず先っぽに当てたからです。先っぽで、片手であそこまで飛ばすのはすごいことです。普通の人なら、あれでは外野フライが精一杯でしょう。これはやはりすごいことです」 「パワーももちろんあります。あれが芯に当たっていたら、片手でもスタンド中段ぐらいまで行っていたでしょう。少し泳ぎぎみでボールを飛ばしにくいポイントではありますが、(片手でホームランにするのは)そんなに難しくないのです。僕たちから見ると、先っぽに当ててあそこまで飛ばすのはやはりすごいと感じます」 「(Q.ホームラン量産態勢ですが、何か大谷選手は掴んだのでしょうか?)やはり打順1番に入って、自分にもいろんな刺激が入ってきているのでしょうね。ホームランだけでなく、ボールもよく見逃すようになってきていますし、チームのために何度も塁に出ようという姿勢も見られるようになっています。今までは40本塁打・40盗塁を狙っていると思っていましたが、今回は三冠王も視野に入れているかもしれないです」 浅尾さん 「大谷選手に疲れはないのですか?ずっと出場していますが」 古田さん 「疲れていると思います。人に見せないだけで、大変だと思いますけどね。でも今、いろいろな目標に向かっている。今年は特に新しいチームに入ってきたこともあって、集中力を持ってやっていると思います」 (6月30日放送「サンデーLIVE!!」より)
テレビ朝日