ハーンユニスから再度避難 イスラエル同地再攻撃の兆し
ガザ、パレスチナ自治区、7月2日 (AP) ― イスラエル軍は7月1日、住民にパレスチナ自治区ガザ南部のハーンユニス地区から集団避難を命じたが、これはガザ地区第2の都市に対する新たな攻撃を開始する可能性が高いことを示している。 イスラエル軍は過去9カ月の間に、ガザ地区のこの地域を繰り返し攻撃してきたが、ハーンユニスが再び攻撃の目標となる可能性が高い。 同地域のほとんどは今年初めの長期にわたる攻撃で破壊され尽くしたが、ハーンユニスから避難した住民が、南部ラファへの攻撃を逃れて、再び当地に戻ってきている。 1日の避難命令は、ハーンユニス地域の東側半分と、ガザ地区南東角の大部分が該当する。 イスラエル軍は年頭の数週間、ハーンユニスに立てこもったイスラム武装組織ハマスを攻撃し、数個大隊を壊滅したと発表した。 ハーンユニス地区からの避難と戦闘の再開は、ガザの住民が必要とする飲料水へのアクセスをさらに妨げる可能性がある。 避難区域には、イスラエルが作戦初期にガザ地区への水を遮断したことで、批判を受けて設置した水道管がある。 また、ガザ南部への主要な援助物資の搬入経路であるケレム・シャロム検問所や、イスラエルが人道援助物資を積んだトラックが、ガザに入れるよう保護すると発表した援助ルートもこの区域に含まれている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)