かわいすぎる動物「クオッカ(ワラビー)」とは?日本で会えるのは埼玉県だけ<2024>
笑っているように見えることから“世界一幸せな動物”とも呼ばれるクオッカ。キュッと上がった口角とまん丸の目が愛らしく、眺めているだけで幸せな気持ちになりますよね! 実は現在、日本でクオッカを見られるのは「埼玉県こども動物自然公園」の1カ所のみ。今回はクオッカの特徴や魅力、観覧方法を紹介します。 (TOP画像提供:Adobe Stock)
クオッカとはどんな動物?
●オーストラリアに生息するカンガルー科の動物 クオッカワラビーと呼ばれることもありますが、本来の呼び方はクオッカ。主な生息地は自然豊かな国オーストラリアです。カンガルー目・カンガルー科の動物で、メスはお腹に袋を持つ有袋類(ゆうたいるい)です。 野生のクオッカはオーストラリア本土に約3000頭、南西部のロットネスト島に約1万頭~1万2000頭が生息しているといわれますが、人間が持ち込んだ家畜に襲われたり、生息地が開発されたりしたことにより、現在は絶滅危惧種にも指定されています。このままでは10年後には絶滅する可能性があるともいわれる、とても貴重な動物なのです。
クオッカといえばキュッと上がった口角が笑ったように見えるのが特徴ですが、これは硬い草を食べるためにあごが発達したため。高いところにある葉っぱを掴んで食べたり、棒状のエサを上からポリポリかじったりと、エサを食べる姿もかわいらしいんです♪
クオッカに会える動物園は「埼玉県こども動物自然公園」のみ!
●全9頭のクオッカを飼育・展示 2020年3月に「埼玉県こども動物自然公園」の開園40周年を記念して、オーストラリアから4頭のクオッカが贈られました。長年にわたってコアラやカンガルーなどオーストラリア原産の有袋類を飼育してきた歴史があり、その飼育技術や実績が認められてのことだったそう。
●公開時間は限られているので注意! クオッカが見られるのは園内カンガルーコーナー内の「クオッカアイランド」。観覧時間は平日の13時30分~15時30分、土日祝日の10時~13時で、公開時間中は観覧エリア内を自由に出入りできます。※天候やクオッカの体調によって観覧方法が変わる場合があります