松尾潔・兵庫県知事めぐる報道に「人が亡くなっている重みを考えるべき」
■人が亡くなっている重みを考えるべき 全国的な問題になっていますが、初めは「ほとぼりもいずれ冷める」と思っていたんでしょう。この鋼のメンタルを持っている人を相手にどうやって説得するのか。進言する人はたくさんいてもこうなっているわけですから。 その他にも「エレベーターのボタンも押せないのか」と恫喝したことなど、細かいことも言われていますね。それを聞いて音楽業界のある名の知られた歌姫も、レコード会社のエレベーターをずっと開けて待ってなきゃいけないという話を思い出しました。 結局そういう人ってやっぱり周囲も離れていきますよね。最近は斎藤知事の細かいパワハラの事例がオンパレード状態なので、報道の優先順位として後回しになりがちですが、この問題をめぐっては元局長が亡くなっています。 今、亡くなったことをあまり報じなくなっているので、改めて重みというものを考えて、面白おかしくパワハラの事例をただ揶揄するのではなく、地方自治体の長にふさわしい資質とは何かということを、兵庫県民以外の私達も考えるべきじゃないかと思います。
RKB毎日放送