坂本花織、胃腸炎でダウン告白 帰国直後「本当に力が出なくて…」 現在はコンディション◎「良いダウンだった」
全日本選手権が20日から開幕
フィギュアスケートの全日本選手権が20日から大阪・東和薬品RACTABドームで行われる。19日には公式練習が同会場で行われた。全日本3連覇中の坂本花織(シスメックス)は、グランプリ(GP)ファイナルから帰国直後に胃腸炎となったことを告白。「帰ってきてから山あり谷あり。やっと調子を上げてこれたので、ホッとしている」と語った。 【動画】「作者はメダルに値」 坂本花織がファンを魅了したコスチュームでの実際の演技 フランスで行われたGPファイナルでは3位。帰国直後にダウンした。「筋力が落ちた状態、ゼロからリスタートという感じ」。持ち前のスピードも一時は落ちた。 「本当に力が出なくて、今まで流れていた景色の感じで滑っていたのに、人の顔がはっきり見えるくらい遅くて」
それでも「良いダウンだった」と胸を張れる。疲れを残さず、下半身強化に繋げられたことでGPファイナル前よりコンディションが良くなった。4連覇のかかる大舞台。普段の生活から息苦しさがでるほどの緊張を感じていたが、ピークは過ぎた。「今日の練習も落ち着いて、いい感じにできたので、このまま試合に臨めれば」と表情は明るい。 連覇を敢えて目標に据えなかったGPファイナルは、悔しい演技に終わった。初優勝を目指した昨年とは、気持ちの強さが違ったと実感している。「全日本では勝つつもりで行きたい。目標は欲張りって感じで、全部いいように、いい方向の結果につなげていきたい」と話した。
THE ANSWER編集部