セルフスタンドでの「追い給油」「ゆっくり給油」は絶対NG! 想像以上に火災も起こっている!!
タンクからガソリンが溢れたら迷わずスタッフに相談
■量を絞って給油するのもNG もうひとつ、給油するときの注意点があります。それは給油ノズルのレバーの握りを少なくして流量を少なくすることです。 給油量が想像できている場合などはその量が近付いてきた際に、無意識に流量を絞って勢いで吹きこぼれないようにしている人もいるのではないでしょうか。あるいは追い足しのときにじわっと入れたい心理から流量を絞っている場合もあるでしょう。 これも、給油時のNG項目になっています。 給油ノズルの先端に備えられたセンサーは、レバーを奥まで握った最大流量で100%の精度を発揮するようになっています。なので流量が少ないと、本来止めるべきポイントで作動させることができず、規定量以上に給油してしまい、危険を招く恐れが発生してしまうんです。 追い足し自体がNGなうえに、追い足しの際に流量を絞るとダブルで溢れさせる要因を増やしていることになるので、絶対に行わないようにしましょう。 ■もし溢れさせてしまったら 気をつけていても、万が一溢れさせてしまうということはあり得ます。もしそうなった場合はどうすればいいでしょうか? 溢れさせてしまったときはボディへの悪影響が心配になってまず拭き取るケースが多いと思いますが、実際は規定以上に燃料が入った状態のガソリンタンク内部のほうに注意を向けてください。外だけ拭き取って、給油口の縁まで燃料が入った状態では、前述のように内部で行き場のなくなった圧力によって給油口から漏れたり吹き出したりする可能性があります。 走行中に吹き出したりすると引火の要因も増えますので危険性が高まります。他車や歩行者にガソリンが付着してしまうことも考えられます。 ベストな対処方法は、スタンドのスタッフを呼ぶことです。素人考えで「大丈夫だろう」と安易に判断せず、プロに対処方法を委ねましょう。
往 機人